2025-06-03 コメント: 1件 ▼
公約那覇軍港の浦添移設に市民が反発 里道昭美さん「海を壊さないで」
「浦添の海を守りたい」 市民団体の里道昭美さんが移設見直しを訴え
沖縄県の浦添西海岸に計画されている那覇軍港の移設問題をめぐり、地元の市民団体「浦添西海岸の未来を考える会」が、移設計画の白紙撤回を求める陳情を沖縄県庁に提出した。6月3日、県庁で開かれた記者会見で、同会世話人の里道昭美さんは「浦添の海は、ただの海ではない。多くの県民にとって大切な憩いの場であり、沖縄の観光の顔でもある。だからこそ守らなければならない」と力を込めて語った。
生態系を壊してまで軍港は必要か?
同団体が提出した陳情書では、防衛省が実施した環境アセスメントの結果に注目。そこでは浦添西海岸に「重要種87種」や「確認された動物214種」が生息しているとされており、貴重な生態系が広がっていることが分かる。里道さんは「一度壊れた自然は二度と戻らない。埋め立てや防波堤の建設が始まれば、そこに生きる命も暮らしも消えてしまう」と訴えた。
軍港よりも未来の海を
陳情では、那覇軍港の早期返還を求めるとともに、「埋め立て工事の中止」や「防波堤建設への反対」を明確に県に要請。浦添市、那覇市、そして県議会にも同様の主張を届けた。里道さんは「軍港を造ることが本当に未来の沖縄のためになるのか。今こそ立ち止まって考えるべき時だ」と述べた。
住民の声が無視されていると感じる人も
この陳情活動に対して、ネット上でも賛否が飛び交っている。
「浦添の海は子どもの頃からの宝物。里道さんの言葉に涙が出た」
「防衛も大事だけど、生活も環境も大切にしてほしい」
「こうした市民の声が政治に届くことを願う」
「観光立県を名乗るなら、海を壊す政策はやめるべき」
「浦添市長選挙でこの件争点で負けましたよね」
「諦めない」里道昭美さんの決意
那覇軍港の移設をめぐっては、防衛や日米同盟の観点から「必要」との声もある一方、地域住民の反対も根強い。中でも里道昭美さんは「目の前の利益や都合だけで判断してはいけない。私たちの子や孫に、美しい海を残したい」と、静かながらも揺るぎない思いを語る。
移設を進める行政と、それに異議を唱える市民たち。その間に横たわるのは、単なる政策の是非だけではない。「何を残し、何を守るのか」という、沖縄の未来そのものに関わる問いなのかもしれない。
この投稿は里道昭美の公約「浦添西海岸への新軍港建設に反対」に関連する活動情報です。この公約は33点の得点で、公約偏差値46.6、達成率は0%と評価されています。