2025-05-20 コメント投稿する ▼
立憲民主党、水野素子氏の公認を撤回 パワハラ疑惑で辞退 神奈川選挙区は1人に絞る
立憲民主、神奈川選挙区で公認取り消し 水野素子氏のパワハラ疑惑受け
夏の参議院選挙を前に、立憲民主党が神奈川県選挙区で大きな決断を下した。同党は5月20日、これまで同選挙区で公認候補として内定していた水野素子参院議員(55)の擁立を取りやめた。水野氏は、自身に関するパワハラ報道の影響を受けて出馬を辞退する意向を示していた。
“宇宙かあさん”から一転 秘書への対応に疑問の声
水野氏は2022年に参議院議員に初当選。SNSでの発信力や親しみやすいキャラクターから“宇宙かあさん”の愛称で知られていたが、その裏での事務所内のトラブルが報じられた。報道によれば、水野氏の秘書として雇用された複数人が短期間で次々と辞めていたという。
かつて秘書として勤務していた人物の証言では、威圧的な言動や不当な扱いが日常的にあり、心身ともに限界を感じて離職に至ったケースもあったという。こうした内部の実態が報道で明らかになり、水野氏は「誤解を招いた」としつつも辞退の意志を固めた。
党の判断、熊本では新候補擁立
立憲民主党としても、党のガバナンスや候補者の信頼性に影響する事態と判断し、公認を正式に取り消した。なお、神奈川選挙区ではすでに牧山弘恵議員が立候補予定であり、同党は水野氏に代わる新たな候補者を立てない方針だ。
一方で、熊本選挙区では新たに地元組織の代表を務める鎌田聡氏(60)を擁立することを決定。こちらは刷新感を打ち出し、県内での支持拡大を狙う構えだ。
ネットでは賛否の声が続出
水野氏の辞退と公認取り消しを巡って、SNSではさまざまな意見が寄せられている。
「応援してただけにショック。けど事実なら仕方ない」
「『宇宙かあさん』っていいイメージだったけど、裏側がこれじゃあ…」
「何人も秘書が辞めてるのは異常だよね」
「新しい政治を掲げてたのに、これじゃ旧態依然と変わらない」
「人柄が表に出てた分、落差がきついな」
こうした反応からは、有権者の期待の大きさと、その反動の強さがうかがえる。
候補者選定と信頼回復が課題
今回の件は、立憲民主党にとって候補者選定の難しさと、組織運営の透明性の重要性を再認識させる出来事となった。党としては、再発防止策とともに、有権者からの信頼をどう取り戻すかが問われている。
選挙戦本番が近づく中、同党は候補者の品格や資質に対する目を一段と厳しくする必要がある。次の一手が、政党としての信頼度に直結する局面だ。