2025-07-15 コメント投稿する ▼
「苦難に寄りそう共産党を大きく」 山下よしき候補、奈良で訴え 医療・環境・消費税…生活現場の声と共に
「人々の苦難と共に」──山下候補が語る共産党の原点
7月15日、日本共産党の山下よしき参院比例代表候補が奈良県入りし、太田あつし奈良選挙区候補とともに、王寺町・広陵町・橿原市・大和高田市で街頭演説を行った。「結党103年、人々の苦難に寄りそい、声を届ける共産党を大きくしてほしい」と力強く訴えた。
山下氏は「困っている人を見過ごさない政治をつくる。どこか遠い誰かの話ではなく、今まさに目の前の暮らしを支える政治が必要だ」と語り、全国遊説の中でも奈良に重点を置く理由を説明した。
“環境破壊にNOを” メガソーラー問題で地元の信頼集める
王寺駅前では、平群町の女性が「山下さんは地元で問題になっているメガソーラー開発の実態を調査し、国会で追及してくれた」と声を上げた。問題の現場では、5月の大雨によって建設中の現場から大量の土砂が流出。道路や田畑に土砂が溢れ出し、生活と自然環境に大きな被害が出ている。
「環境問題は口だけじゃなく行動で示してくれる人に任せたい」
「地元に来て、現場を歩いた議員なんてそういない」
「業者の言いなりの行政にはもう限界」
「雨が降るたびに不安になる。山下さんは本気で動いてくれた」
「国会で取り上げられたのは希望だった」
山下氏は「地域の環境を守るのは国政の責任。地元住民の声を国につなげるのが政治家の仕事だ」と述べ、持続可能なエネルギー政策への転換も訴えた。
消費税36年、業者の苦しみに光を
街頭では、地元業者後援会の男性が「消費税が導入されてから36年。小さな業者はずっと苦しい状況が続いている」と訴え、「共産党は現場をわかってくれる政党。要求実現の先頭に立ってくれる」と共感を寄せた。
消費税減税や廃止を訴える立場は、業者や中小企業にとっては死活問題に直結する。山下氏は「今の政治は、生活者の側に立っていない。税金の取り方を変えれば、景気も変わる」と強調し、「経済の担い手である中小業者を守ることが、日本経済を立て直す第一歩」と語った。
医療・介護の現場からの悲鳴「現場に金を」
また、医療後援会の男性もマイクを握り、「日本の医療と介護は崖っぷち。患者や家族に負担を押しつける今の制度では持たない」と声を震わせながら語った。「共産党は国の責任で医療・介護の報酬を引き上げようと言っている唯一の政党。現場に金を回さない限り、人は救えない」と訴えた。
山下氏は「医療や介護の現場の声を無視する政治は、命を軽視する政治だ」と強調。現場の実態調査や賃金引き上げ提案を続けてきた党の活動を紹介し、「命を支える現場を守らなければ、日本の未来はない」と力を込めた。
「苦難に寄りそう政党」であり続ける覚悟
山下よしき氏は、「私たちは国民の苦難あるところに共産党あり、という姿勢で103年間やってきた。これからも、それを貫く」と語り、有権者の共感を集めた。
「大企業や大資本の顔色ではなく、市民の暮らしに目を向ける政党を国会に残してほしい」と、支持を訴えた山下氏。政策論争よりも“生活現場との距離感”が問われるこの選挙で、共産党の存在意義を改めて訴える一日となった。