2025-05-11 コメント投稿する ▼
「歴史改ざんを許さない」日本共産党が神戸で街頭演説、学問の自由と農業再生を訴える
歴史改ざんを許さないと訴え
11日、神戸市元町で行われた日本共産党の街頭演説で、山下よしき副委員長(参院比例予定候補)と金田峰生参院兵庫選挙区予定候補が登壇。戦後80年を迎える中、平和と民主主義を守る政治の重要性を訴えた。
山下氏は、自民党の西田昌司参院議員が「ひめゆりの塔」の沖縄戦に関する説明を「歴史の書き換え」と表現したことを強く批判。「歴史をゆがめる動きには断固として反対しなければならない」とし、こうした動きを支援する政治勢力には議席を渡すべきではないと力説した。この発言に沿道からは「その通りだ」という賛同の声が次々に上がった。
学問の独立性を守る
さらに、山下氏は日本学術会議の解体法案についても触れ、自公維が衆議院内閣委員会で強行採決したことを厳しく非難。「学問は政治の道具にされてはならない」と強調し、法案の廃案を求めた。日本学術会議は戦後、学問が戦争の道具とされた反省から設立された歴史を持つ。その精神を守ることが、未来に向けた重要な課題であると訴えた。
農業再生を訴える
金田峰生候補は、日本の農業政策にも言及。コメ不足の背景には「米国言いなりの農政」があり、それが日本の農業を衰退させたと自民党を批判した。「日本共産党は農林漁業を基幹産業として重視しており、その政策を兵庫から実現したい」と力強く語った。
市民の声と共に
演説を聞いていた市民の中には、「私は創価学会員だが、今度は共産党に投票する」と語る男性もおり、その発言は周囲の注目を集めた。また、尼崎医療生協病院の大澤芳清病院長は「武力ではなく医療の充実で人々を守る政治を目指すべきだ」と共産党への支持を表明し、会場を沸かせた。
* 山下氏は、歴史の改ざんを許さない姿勢を明確にし、学問の自由を守るための訴えを行った。
* 日本学術会議解体法案の強行採決に抗議し、学問の独立性を守ることの重要性を強調。
* 金田氏は農業政策の見直しを求め、兵庫からの農業再生を目指すと宣言。
* 市民からは共産党への支持が示され、医療充実を求める声も上がった。
この街頭演説は、歴史の真実、学問の自由、そして農業の再生という日本社会の重要な課題に対する日本共産党の姿勢を明確に示し、市民の関心を集めた。