2025-06-02 コメント投稿する ▼
かつまた聡氏、都議選大田区で逆転狙う 医療福祉の実績を武器に無党派へ猛アピール
かつまた聡、現職の意地をかけた厳しい選挙戦
東京都議会議員選挙・大田区(定数7)で再選を目指す現職のOOO(公明党所属)、かつまた聡氏が苦しい戦いを強いられている。今回の都議選では、候補者数が乱立し、保守層・無党派層の取り込みが勝敗を大きく左右している。盤石と見られた2議席体制に黄信号が灯るなか、勝亦氏は「医療や福祉の現場から、都政をもっと身近に」と訴え、有権者に歩み寄る姿勢を強めている。
医療と福祉の現場で築いた信頼
医療従事者として25年以上にわたって現場に携わってきた勝亦氏は、区議を経て都議会へ進出。これまでの任期で、ピロリ菌の無料検査(20歳対象)を都内で初めて導入させたほか、帯状疱疹ワクチンの接種助成制度の立ち上げに尽力した。さらに、昨今の物価上昇に対しては「家計を守るために、生活支援策を都全体に広げていく」として、現場視点からの提言を継続してきた。
混戦模様のなか、勢いを持つ他候補
一方、同じ大田区内では、自民党の新人候補が堅実な地盤を背景に大きくリード。共産党の現職や、都民ファーストから転身し立憲民主党の推薦を受ける候補者も支持を固めている。また、国民民主党や参政党の新人候補らも地道な活動を続けており、浮動票を取り込んで急浮上する可能性もある。
支持層のすみ分けが進み、いわば“票の奪い合い”が激化する中で、かつまた氏は「声なき声に耳を傾け、地に足のついた政策を実行する」として、特に無党派層や若年層への訴求力強化に注力。残りの選挙期間で支持を拡大できるかが、勝敗のカギを握る。
再選へ、「あと一押し」の支援を呼びかけ
現在の情勢では、公明党の2議席維持は厳しく、両候補とも当選圏外という報道もある。これに対し、かつまた氏は街頭演説で「あと少しの支援があれば、必ず都政で結果を出せる」と力を込め、支援者に“最後の後押し”を訴えている。現職としての経験と実績に自信を見せながらも、「当選は確約できない崖っぷちの状況」と語り、逆転への強い決意をにじませた。
* かつまた聡氏は、医療や福祉分野での実績を強みに再選を目指している。
* 現在の選挙戦では、無党派層や浮動票の行方が勝敗を左右する見通し。
* 共産、立憲、自民らが優勢を築くなか、公明党2候補は圏外に位置。
* 最後まで地道な訴えと現場主義で、逆転を狙っている。