2025-05-22 コメント: 1件 ▼
「庶民に減税せず、裏金議員に2000万円」森山幹事長の資産とズレた政治感覚
資産は20億円超、政治資金パーティー不要の“別格”政治家
自民党幹事長・森山裕氏が世間から注目されている。その理由は、彼が保有するフューチャーアーキテクト社の株式によって形成された莫大な個人資産にある。1999年の上場時に株価が跳ね上がり、森山氏の持ち株は約14億円の評価額となった。その後も毎年数千万円の配当収入があるとされ、本人もかつて「パーティー収入に頼る必要はない」と語っていたことがある。まさに一部の政治家とは別次元の経済的余裕を持つ存在だ。
消費減税に“待った”の真意は先輩への忠誠?
石破首相が掲げた消費税減税案に最も強く異を唱えたのが、森山氏だった。彼は「消費税は故・山中貞則氏が命懸けで作った制度」として、税制に対する個人的な“信念”を繰り返し強調してきた。しかし、物価高が家計を直撃している今、国民の約7割が減税を支持する中で、森山氏の姿勢は頑なに映る。「伝統」や「矜持」では説明がつかない、政治家としての柔軟性の欠如が疑問視されている。
裏金議員に2000万円支給、“世間の空気”を読めない幹事長
昨年の衆院選で、自民党は裏金疑惑で非公認となった候補者に対し、一律2000万円の助成金を支出していた。実はこの分配を主導したのが森山氏だったとされる。党内調整には長けていても、世論の反応に鈍感な一面がここで露呈した。結果的に選挙戦終盤でこの件が発覚し、野党やメディアから一斉に批判が噴出した。森山氏が“気配りの人”と評される一方で、「気配りする相手を間違えている」と皮肉る声も少なくない。
“記者にお菓子”より、国民の暮らしを見よ
確かに森山氏は、記者や議員宿舎の配達員にまで気配りを忘れないという。だが、それと国民生活に対する政策姿勢とは別問題だ。財政規律の重要性を訴える一方で、生活困窮者や子育て世代にとっては、減税による一時の支援が切実であることを、どこまで理解しているのか疑問が残る。
SNSでは厳しい声続々
ネット上では、森山氏の一連の言動に批判が相次いでいる。以下はX(旧Twitter)やThreadsでのユーザーの声だ。
「自分は株で数千万の配当もらいながら、庶民には減税ダメって何様?」
「あれだけの資産があるなら政治から退いてほしい」
「裏金議員に2000万円も?国民をナメてる」
「“気配りの人”って言うけど、気を配る対象がズレてるよね」
「減税に反対する理由が“先輩への恩義”?そんな理由で政策が止まる国って…」
森山氏は人間的な魅力もある人物だと言われるが、今求められているのは個人の美談ではなく、生活者に寄り添った現実的な政策判断だ。夏の参院選を控え、有権者の目は厳しさを増している。