2025-05-13 コメント投稿する ▼
コメ価格高騰対策、輸入拡大否定 備蓄米放出も効果薄で政府に具体策求める声
コメ価格高騰、輸入拡大に否定的見解
自民党の森山裕幹事長は13日、記者会見でコメの価格高騰に対する対応について言及し、輸入拡大を否定する姿勢を示した。森山氏は「国内でコメが不足することはあり得ない。安易に輸入に頼るべきではない」と強調。農相経験を持つ森山氏は、国内農業の保護と自給率の維持を重視する立場を改めて表明した。
石破茂首相は11日のテレビ番組で「国内生産が難しい場合、輸入も一つの選択肢」と述べ、輸入を含めた価格対策を検討する考えを示していた。これに対し、農水族の重鎮である森山氏が異を唱えたことで、党内でも議論が広がりつつある。
備蓄米放出でも価格抑制は難しい
政府は価格高騰を抑えるため、備蓄米の放出を検討しているが、その効果は限定的と指摘される。備蓄米は、保存期間が長いことで品質が落ちやすく、消費者の受け入れに課題がある。また、放出量が市場全体に与える影響も小さく、価格を大きく押し下げることは難しい。
こうした状況下で、政府は具体的な価格対策を示すことが求められている。備蓄米の放出だけでは、根本的な解決にならないとの声が高まっている。
実効性ある対策が必要
コメ価格高騰への対応には、より実効性のある政策が不可欠だ。以下の具体策が検討されるべきだ。
* 生産コスト支援:肥料や燃料価格の上昇に対し、農家への補助金を拡充。
* スマート農業推進:ドローンやAIを活用した生産効率向上を図る。
* 需給調整の強化:市場の需要予測を精度向上し、生産調整を適切に実施。
* 消費者への情報提供:価格高騰の理由や政府の対応を分かりやすく伝える。
ネットユーザーの反応
「輸入で解決しようとするのは安直。国内農家を守ってほしい。」
「備蓄米を出すだけでは効果が薄い。根本的な対策が必要。」
「政府は価格対策を具体的に示すべきだ。生産者も消費者も困っている。」
「スマート農業で効率を上げるのは良い案。支援を増やしてほしい。」
「価格高騰の原因を明確にし、適切な対応を早く取ってほしい。」
消費者や生産者の声が反映される形で、政府はコメ価格高騰に対する包括的な対策を講じることが求められている。輸入拡大や備蓄米放出に頼るだけではなく、国内生産の維持・強化を目指すべきだ。