自民党、ガソリン値下げを5月中旬に前倒し検討 物価高への即効対策を急ぐ

2025-04-12 コメント投稿する

自民党、ガソリン値下げを5月中旬に前倒し検討 物価高への即効対策を急ぐ

ガソリン価格の高騰が続く中、自民党は当初6月から実施予定だった価格引き下げ策について、5月中旬への前倒しを検討していることがわかった。1リットルあたり10円の補助を軸に、物価高対策として迅速な対応を進めたい考えだ。

自民党の森山裕幹事長は11日、記者団に対し「10日でも15日でも早くできないか、模索している」と語り、前倒しに向けた調整を進めていることを明言した。

ガソリン対策は“即効性”重視


政府は現在もガソリン価格を抑えるため、元売り業者に補助金を支給しているが、値上がり傾向は依然として続いており、消費者の負担感は強まるばかりだ。今回の支援強化は、185円前後で推移する価格を引き下げる狙いがある。

また、物価高が家計に与える影響を最小限に抑えるため、自民・公明・国民民主の3党で価格抑制策について協議を進めており、これを受けた自民党の“前倒し検討”は、生活者の声に応えるかたちといえる。

消費税減税には慎重な姿勢


一方で、与野党からは消費税の時限的な引き下げを求める声もあがっている。しかし、自民党の森山幹事長は、これについてはやや冷ややかだ。「財源をどこに求めるのか。単に下げる話だけでは国民に迷惑をかける」と述べ、現時点では否定的な立場を崩していない。

公明党は減税・給付をセットで提案


これに対し、連立を組む公明党の斉藤鉄夫代表は、より柔軟な姿勢を示している。斉藤氏は「食料品に限った消費税減税など、あらゆる選択肢を検討している」とした上で、来年度からの減税実施を見据え、それまでの「つなぎ」として給付金の支給も必要だと主張した。

また、その財源として赤字国債の発行も排除しない考えを明らかにしており、政府・与党内で今後調整が進む見通しだ。

野党も減税に本腰 国民民主は「5%」を提案


野党側でも、国民民主党の玉木雄一郎代表が、消費税率を5%まで引き下げるべきだとする提案を行っており、物価高対策として“減税”を打ち出す動きが活発化している。参院選も見据え、与野党の経済政策競争が一段と激しさを増しそうだ。

コメント投稿する

2025-04-12 10:20:46(キッシー)

コメント投稿

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

人気のある活動報告

今週アクセス数が多かった活動報告

もっと見る

7日間でコメント投稿数が多かった活動報告

もっと見る

オススメ書籍

EBPM[エビデンス(証拠・根拠)に基づく政策立案]とは何か 令和の新たな政策形成

EBPM[エビデンス(証拠・根拠)に基づく政策立案]とは何か 令和の新たな政策形成

SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学

「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学

わが憲法改正案

わが憲法改正案

森山裕

新着記事

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。

X (Twitter)

標準偏差:20.7