2025-03-11 コメント投稿する ▼
自民党、杉田水脈氏を参院選公認 過去の発言と政治資金問題に疑問の声
公認決定の経緯
今回の参院選では、選挙対策本部が7月25日に開かれ、45人の公認候補が決定された。比例代表には現職11人、新人6人が公認され、その中に杉田氏も含まれていた。杉田氏の公認決定は、選挙対策委員会による審査を経て、党内手続きに従って進められたという。
過去の問題と反省
杉田氏は衆院議員時代、アイヌ民族や在日コリアンに対する差別的な発言を行い、その結果、法務当局から人権侵犯と認定された。また、旧安倍派を巡る裏金事件にも関与しており、党からは役職停止6カ月の処分を受けている。昨年10月の衆院選では、これらの問題を受けて立候補を見送った経緯がある。
幹事長の説明
会見では、公認の理由を問われた森山幹事長は、選挙対策委員会での審査を経て決定したという手続き論に終始した。また、杉田氏の差別発言に関しては「しっかり反省いただかないといけない。本人もその気持ちでいる」と述べ、擁護する形となった。さらに、杉田氏が政治資金収支報告書に不記載金があった件については、「まずは杉田氏がしっかりと説明責任を果たすことが大事」と述べ、党の責任については触れなかった。
今後の注目
杉田氏の参院選公認に対する反響は党内外で強く、今後の選挙戦でどのような影響を及ぼすかが注目される。また、杉田氏の過去の発言や政治資金問題についての説明責任が、今後の活動にどれだけ影響を与えるかにも注目が集まっている。