2025-01-31 コメント投稿する ▼
森山裕新会長、日中友好議連の対話継続を誓う
日中友好議員連盟の新会長就任と今後の展望
2025年1月31日、超党派の国会議員で構成される「日中友好議員連盟」は総会を開催し、自民党の森山裕幹事長が新会長に就任することを決定した。前会長の二階俊博元幹事長は昨年10月の衆院選に出馬せず政界を引退しており、その後任として森山氏が選ばれた。
森山新会長の就任挨拶
就任に際し、森山氏は「日中両国は引っ越しの出来ない隣人であり、長い交流の歴史があるがゆえに、多くの課題と懸案が存在し、両国民の感情も理想的なものとは言えない状況ではないか」と指摘した。その上で、「日中関係における課題や懸案を減らし、協力と連携を増やしていくためには、先人たちからの日中交流のバトンを託された我々が、粘り強く対話を継続し、知恵を出し合うことが大切だ」と強調した。
訪中の計画
また、議連の訪中時期について、5月の大型連休を軸に調整していく考えを示した。森山氏は、与党訪中団を率いて今月15日に中国の李強首相と会談しており、今後の訪中活動に向けた意欲を示している。
日中友好議員連盟の歴史と役割
日中友好議員連盟は、1973年4月に中華人民共和国との友好関係の促進を主な目的として発足した超党派の議員連盟である。その後、日中関係の改善や発展に向けて、定期的な訪中や交流活動を行ってきた。特に、2019年5月には高村正彦自民党副総裁を団長とする大型訪中団が5月4日から6日までの日程で実現し、両国の関係強化に寄与した。
今後の展望
森山新会長の下、日中友好議員連盟は、両国間の課題解決と協力関係の強化に向けて、粘り強い対話と交流を継続していくことが期待されている。特に、5月の訪中を通じて、両国民の感情や懸案事項に対する理解を深め、建設的な関係構築に努めることが求められる。