2025-06-30 コメント投稿する ▼
福岡の高校教員が女子生徒を盗撮し逮捕──学校で繰り返される性加害と再発防止の必要性
教員による“盗撮”という重大な裏切り
福岡県春日市内の高校で、信じがたい事件が発生した。
30日、同市の高校に勤務する34歳の男性教員が、部活動後の女子生徒の着替えを盗撮したとして、春日署により性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの疑いで逮捕された。
現職教員による盗撮という行為は、教育現場への深刻な信頼崩壊をもたらす。被害者は日々顔を合わせる教員を信用し、学校という閉じられた空間の中で安心して過ごしていたはずだ。その安全空間が、加害者によって内部から壊されたという意味において、極めて悪質な事件である。
「学校で起きたってことが一番ショック…」
「生徒の安心を守る立場の人間が何してるの」
「まさか先生が、って…生徒はどうすればいいの?」
「学校は何をチェックしてたの?」
「子どもを預ける親として本当に許せない」
“学校内での盗撮”が抱える構造的リスク
今回の事件が発覚したのは、部活動後の女子生徒の着替えを盗撮していたという点だ。学校内での盗撮事件は全国的にも後を絶たず、その多くが「更衣室」や「トイレ」といった、生徒のプライバシーが最も守られるべき場所で発生している。
こうした空間は、教員が管理上アクセスし得るため、不正があっても外部からは見えにくい構造となっている。また、加害者が教員である場合、同僚や管理職も“疑わない前提”で日常が動くため、発見や通報が遅れる傾向にある。
現在、学校では「性被害防止」のための講習が生徒向けに行われているが、問題は加害側が“指導する側の人間”だった場合にどう対処するのか。教育委員会や学校法人はこの事件を「個人の問題」で済ませず、再発防止策として、職員への定期的な倫理研修、匿名通報制度の導入など、構造的な見直しが急務だ。
“性加害教員”を見抜けなかった責任
教育現場において、生徒は教員を無条件に信じる立場に置かれる。今回の事件では、その信頼を悪用した形で性的な目的による撮影が行われていた。性的姿態撮影処罰法の成立により、盗撮行為は明確な犯罪とされているが、そもそも「教師になれる」ことが人格的な信頼の証明ではない。
各自治体や教育委員会が把握している「過去に性加害で処分歴のある教員」の情報共有体制は依然として不完全で、再任用や転職によって“再犯”の温床になるケースもある。加えて、性犯罪歴のある者が教育現場に立てないような法整備もまだ不十分である。
学校現場の“密室性”と、教員という“絶対的権威”が交わることによって、こうした事件は生まれやすい。その構造を根本から見直さなければ、被害は繰り返される。
再発防止に必要な制度と環境の改革
被害生徒の心のケアはもちろん、学校全体の信頼回復には徹底した対応が求められる。
まず、全教職員に対する倫理・性暴力に関する年次研修の義務化、教職志望者への厳格なスクリーニングと人物評価、学校施設のカメラ設置の見直し、更衣室・トイレなどの「監視ではなく安心の担保」の仕組みが必要だ。
また、生徒が「変だと思ったとき」に声をあげられる仕組み、そしてその声を信じて対応する管理体制も急務である。学校は“安全”を提供する場所であり続けなければならない。それが崩れた時、子どもたちの社会全体に対する信頼までが壊れてしまう。
「学校側が“個人の不祥事”で済ませないでほしい」
「更衣室のあり方、全国で見直すべき」
「先生の犯罪は“二重の裏切り”だと思う」
「生徒が怖がらずに相談できる場所が必要」
「また同じことが起きる前に、今すぐ制度を変えて」