2025-01-28 コメント投稿する ▼
福岡県、2025年度暫定予算案発表 – スタートアップ支援や防災強化
■主な予算案のポイント
スタートアップ支援拠点の開設:福岡・天神地区に新たなスタートアップ支援拠点「グローバルコネクト福岡」を開設し、運営費用として4719万円を計上。この拠点は、4月開業予定の「ワン・フクオカ・ビルディング」に入居する米国発のスタートアップ支援企業、ケンブリッジ・イノベーション・センター(CIC)内に設置されます。国内外の投資家や企業とのビジネスマッチングイベントや、海外展開を目指す企業向けのオンラインセミナーを開催予定です。
災害リスク予測システムの導入:県民の早期避難を促進するため、15時間先までの豪雨などの災害リスクを分析・予測するシステムの導入に4640万円を計上。これにより、災害時の迅速な対応が可能となります。
子育て支援の強化:高校生向けに保育士の魅力を発信する動画配信事業に1956万円、妊婦や生後1年未満の子どもがいる家庭へのヘルパー派遣に1211万円をそれぞれ充て、子育て支援を強化します。
また、同日に発表された2024年度補正予算案では、賃上げに取り組む中小企業のITツール導入支援に2億8809万円を計上。さらに、九州大学などが立ち上げた有限責任事業組合(LLP)「九大ICF(イノベーションチャレンジファンド)」への出資費用5億円も盛り込み、ディープテックスタートアップの創出に力を入れています。
これらの予算案は、2月4日に開会予定の県議会定例会に提出される予定です。