2025-11-06 コメント投稿する ▼
福岡県とハノイ市の友好提携15周年記念 ベトナム高校生10名が日本語教育交流で来県
福岡県とベトナム・ハノイ市が15周年友好提携を深化、日本語教育交流で高校生10名が来訪。 福岡県の服部誠太郎知事は、友好提携先であるベトナムのハノイ市との新たな教育交流事業として、ハノイ市から日本語を学ぶ高校生10名が2025年11月10日から15日まで福岡県を訪問すると発表しました。
福岡県の服部誠太郎知事は、友好提携先であるベトナムのハノイ市との新たな教育交流事業として、ハノイ市から日本語を学ぶ高校生10名が2025年11月10日から15日まで福岡県を訪問すると発表しました。この交流事業は、両地域の友好提携15周年を記念して今年締結された覚書に基づく初めての取り組みです。
ベトナムの日本語教育熱が背景に
今回の交流事業の背景には、ベトナムにおける急激な日本語学習熱の高まりがあります。国際交流基金の調査によると、ベトナムの日本語学習者数は2015年の約6万5千人から2021年には約17万人へと急増し、世界第6位の規模を誇っています。特に2015年以降の増加率は世界トップで、ベトナム政府が2007年から日本語を高校の正式外国語科目として導入し、2023年には小学校3年生から日本語教育を開始するなど、国家レベルで日本語教育を推進していることが大きな要因となっています。
現在ベトナムには180か所を超える日本語教育機関が設置されており、ハノイ市でも多くの高校生が日本語を学んでいます。日本企業のベトナム進出が2024年時点で約2400社に達し、日本語を習得した人材への需要が急拡大していることも学習熱を後押ししています。
「ベトナムで日本語を勉強している友達がいるけど、本当に日本に興味があって羨ましい」
「日本のアニメや文化が好きだから、ベトナムの人たちとも交流してみたい」
「福岡にこんなに多くのベトナム人の学生が来るなんて、国際交流が進んでいる証拠だね」
「高校生のうちから海外交流できるなんて素晴らしい機会だと思う」
「福岡県とベトナムの関係がもっと深まって、お互いにメリットがありそう」
充実した文化体験プログラム
来訪する高校生は、ハノイ・アムステルダム英才高校とヴェット・ドック高校から各5名の計10名です。滞在中は生嶋副知事への表敬訪問や在福岡ベトナム総領事館訪問のほか、FPTジャパン福岡開発センターでの企業訪問や福岡県議会見学など、日本のビジネス環境や政治システムを学ぶ機会が設けられています。
教育機関訪問では、筑紫女学園大学で茶道体験や学生交流、九州産業大学で日本語学習と文化体験を行う予定です。両大学は国際交流に積極的で、九州産業大学には約300名の外国人留学生が在籍し、筑紫女学園大学も多様な国際プログラムを展開しています。また太宰府散策やホームステイ体験を通じて、日本の歴史文化と現代の家族生活を直接体感する機会も提供されます。
友好提携15周年の節目
福岡県とハノイ市は2008年に友好提携を締結し、今年で15周年を迎えました。これまで経済、観光、環境などの分野で交流を深めてきましたが、2024年に教育分野の交流を加えた新たな覚書を締結したことで、今回の日本語教育交流事業が実現しました。
福岡県は地理的にアジアに近く、古くから国際交流の拠点として機能してきました。県内には多くの大学が集積し、国際性豊かな教育環境が整っています。一方ハノイ市は、ベトナムの政治・文化の中心地として、日本語教育にも特に力を入れている地域です。両地域の強みを活かした教育交流は、今後の関係発展における重要な基盤となることが期待されています。
このような草の根レベルでの人材交流は、将来の日越関係を支える人材育成につながる重要な取り組みです。参加する高校生たちにとって、日本の教育現場や社会システムを直接体験することで、より深い日本理解と将来のキャリア形成に大きな影響を与えることが予想されます。