2025-11-04 コメント投稿する ▼
服部誠太郎知事、福岡県インド高度人材受け入れ支援セミナー開催へ
服部誠太郎知事の福岡県は、インドとの人的交流がさらに拡大することが期待されているとして、インド人材の受け入れを支援していくことを明らかにしました。 2025年4月に東京都、大阪府に次ぐ3番目の在外公館として在福岡インド総領事館が開設されたことを受け、福岡県では今後、インドとの人的交流がさらに拡大することが期待されています。
服部誠太郎知事の福岡県は、インドとの人的交流がさらに拡大することが期待されているとして、インド人材の受け入れを支援していくことを明らかにしました。この取り組みは、2025年8月の日印首脳会談で策定された「日印人材交流・協力アクションプラン」に基づくもので、福岡県が九州地域における国際人材活用のハブとしての地位を確立する重要な一歩となります。
2025年4月に東京都、大阪府に次ぐ3番目の在外公館として在福岡インド総領事館が開設されたことを受け、福岡県では今後、インドとの人的交流がさらに拡大することが期待されています。この背景には、熊本県への台湾積体電路製造の進出など、九州地域における半導体産業の集積が加速していることがあります。
「インドのIT人材は世界トップレベル。福岡で活躍してもらいたい」
「半導体やAIの分野でインドとの協力は欠かせない。チャンスだと思う」
「英語ができるインド人材は九州企業にとって大きな戦力になりそう」
「総領事館ができたことで、ビザの手続きも楽になると期待している」
「世界で活躍するインド人エンジニアの技術力を間近で見てみたい」
在福岡インド総領事館開設の意義と背景
在福岡インド総領事館の開設は、九州地域の戦略的重要性の高まりを反映しています。インドのシビ・ジョージ駐日大使は2024年9月の訪問時に「インド政府は半導体やバッテリー、水素など新しい産業の拠点である福岡を重視している」と説明しており、台湾積体電路製造の熊本進出を機に九州での投資や外国人材の活用が高まると見込んでいます。
新設された総領事館では、ビザ発給のほか、滞在するインド人の安全確保や手続き、インド経済や文化の情報発信などを行います。福岡市内に設置される方向で調整が進められており、九州7県を管轄してビザ発給やパスポートの更新や発行などの各種業務を担当する予定です。
服部誠太郎知事は、ラムクマール在福岡インド総領事との面談で「総領事館の開設を機に、さらに様々な分野で人的な交流が拡大していくことを期待している。特にインドは、ITや科学技術の分野においても大変優れた人材を生み出しておられる。ぜひ、福岡で活躍をしていただきたい」と述べており、積極的な人材交流推進への意欲を示しています。
インド高度人材セミナーの詳細と注目点
今回開催される「インド高度人材セミナー」は、11月20日に在福岡インド総領事館にて実施され、インド高度人材の採用に興味・関心のある事業者を対象としています。定員は100名で、参加費用は無料となっています。
プログラムは第1部「インドのポテンシャルについて」(駐日インド大使館担当者)、第2部「インド進出日系企業及び日本でのインド高度人材採用の現状」(フォーラムエンジニアリング、IJ KAKEHASHI SERVICES、日本貿易振興機構高度外国人材活躍推進コーディネーター)となっており、実践的な情報提供が期待されます。
このセミナーの開催は、福岡県が推進する「エンジニアフレンドリーシティ福岡」構想の一環でもあります。福岡市では「エンジニアが集まる、活躍する、成長する街、福岡」を目指して、世界的に優秀なエンジニアを多数輩出するインドから、より多くのエンジニアの方が来福し、福岡で活躍されることを期待しているとしています。
日印人材交流の新たな枠組みと経済効果
2025年8月29日の日印首脳会談において策定された「日印人材交流・協力アクションプラン」では、半導体やAIなどの分野で活躍する高度人材をはじめ、日印双方向で人材交流を拡大することが目標として掲げられています。この枠組みでは、インドから日本への専門人材5万人を含め、日印双方向で5年間で50万人以上の人材交流を目指すとされています。
インドのIT人材の優秀さは世界的に認められており、グーグルやマイクロソフト、アドビシステムズなど世界でも上位に入る有名企業のCEOにインド人が登用されていることが、その技術力の高さを証明しています。特にインド工科大学出身者は、GAFAを支えるエリート人材として高く評価されており、メルカリが1期で29名のIIT卒業生を採用したことも話題となりました。
現在、理工系技術者などが対象の在留資格「技術・人文知識・国際業務」を使って日本で働いているインド人は2022年6月末時点で9,000人近くに上り、日本のIT人材144万人の推計4%を海外人材が占めている状況です。
福岡県の戦略的位置づけと今後の展望
福岡県は、県内には米国、韓国、中国、ベトナム、タイが領事館・総領事館を設置しており、インドは6カ国目となります。外国の領事館数では全国3位の実績を持つ福岡市の国際的地位の高さが、今回のインド総領事館開設にもつながっています。
経済産業省は、IT人材が2030年に国内で45万人不足すると推計しており、インド人材の活用は日本全体の課題解決に向けた重要な取り組みとなります。福岡県としては、友好提携先であるインド・デリー準州との教育分野での交流実績もあり、人材交流の基盤が既に整っている状況です。
また、九州地域では半導体産業の集積が進んでおり、台湾積体電路製造の熊本進出を機に、関連する高度人材のニーズが急速に高まっています。インドの優秀なIT・半導体人材を活用することで、九州地域全体の競争力向上が期待されます。
今回のセミナーを通じて、福岡県内企業にとってインド人材は単なる労働力補完ではなく、イノベーション創出のパートナーとしての役割を果たすことが確認される見込みです。服部誠太郎知事の積極的な姿勢により、福岡県は日印人材交流の新たなモデルケースとなることが期待されています。