2025-11-26 コメント投稿する ▼
山梨県議団がクマ被害防止策を知事に要望 安全確保の体制強化求める
2025年11月26日、日本共産党山梨県議団(名取泰、菅野幹子両県議)は、長崎幸太郎知事あてに、ツキノワグマによる人的被害を未然に防ぐための緊急対策を求める要望書を提出しました。 県はこれを受け、「ツキノワグマ緊急対策パッケージ」を発表していますが、党県議団はさらに具体的な安全確保策を提案しました。
山梨県内のクマ目撃相次ぐ
2025年11月26日、日本共産党山梨県議団(名取泰、菅野幹子両県議)は、長崎幸太郎知事あてに、ツキノワグマによる人的被害を未然に防ぐための緊急対策を求める要望書を提出しました。県はこれを受け、「ツキノワグマ緊急対策パッケージ」を発表していますが、党県議団はさらに具体的な安全確保策を提案しました。
緊急・中長期の具体策
要望書では、緊急対策として▽生活圏に出没したクマの緊急銃猟体制の確立▽県に被害対策支援センター(仮)の設置―など12項目を提案しました。また中長期的には▽生態・生息に関する調査の実施▽全市町村でのクマ出没対応マニュアルの作成―など11項目を求めています。
科学的調査と専門家の活用
名取氏は「目撃情報の多い地域では、熱赤外線カメラ搭載ドローンによる調査を活用し、広範囲の調査を行うことで出没予測や捕獲の効果的な手法に生かせる」と述べ、監視体制強化への県の支援を求めました。
菅野氏は「有効なのは個体数の管理です。専門家の協力と専門職員の配置で科学的判断が可能になる。県の支援センター設置で県や市町村の体制強化につながる」と強調しました。
県の対応
県担当者は「要望は今後の対応の参考にしたい」と回答しており、党県議団の提案を踏まえた実効性のある対策の検討が期待されます。