新潟県、ジャンボタニシ持ち込み禁止 最大30万円の過料

2025-02-23 コメント投稿する

新潟県、ジャンボタニシ持ち込み禁止 最大30万円の過料

新潟県は、改正植物防疫法に基づく総合防除計画を策定し、水稲を食害するスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の未発生水田への持ち込みを禁止する「順守事項」を定めた。これに違反した場合、最大30万円の過料が科される。米の収穫量と作付面積が全国最大の新潟県は、県を挙げて侵入防止に取り組んでいる。

ジャンボタニシの特徴と影響



ジャンボタニシは南米原産の巻貝で、生育初期の稲やレンコンなどを加害する。近年、温暖化の影響で生息域が拡大し、関東以西の35府県で発生が確認されている。繁殖力が高く、定着すると根絶は困難で、まん延すれば稲作に多大な影響をもたらす。

新潟県の対応と罰則



新潟県は、ジャンボタニシの侵入を防ぐため、未発生の水田への持ち込みを禁止する「順守事項」を定めた。発生水田では、水路を介した侵入とまん延を防ぐため、取水口や排水口に網を設置することや適期の薬剤施用を求めている。これらの措置に従わない場合、最大30万円の過料が科される。

SNSでの注意喚起



昨年、SNSにジャンボタニシを水田にまく様子を収めた投稿が拡散し、農水省が「ジャンボタニシの放し飼いは止めて!」と注意喚起する事態となった。農水省は、未発生地域や被害防止に取り組む地域での放飼が周辺農地への拡散により悪影響を及ぼす可能性があるとして、放飼の中止を呼びかけている。

他県の取り組み



新潟県以外でも、青森県がリンゴのモモシンクイガ、愛媛県がかんきつのミカンバエ、茨城県と千葉県がサツマイモの基腐病など、まん延時の損害が大きい害虫に対して「順守事項」を定めている。これらの取り組みは、農作物の保護と生産環境の維持に重要な役割を果たしている。

ジャンボタニシの侵入防止は、農業者や地域住民の協力が不可欠である。各地での取り組みを参考にし、効果的な防除対策を講じることが求められている。

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2025-02-24 11:21:00(キッシー)

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