2025-07-04 コメント投稿する ▼
「弱い方へしわ寄せする社会は恥ずかしい」河村まさたけ候補が訴え タイガーマスク運動の原点から国政へ
「タイガーマスク運動」から政治の道へ
参院選群馬選挙区に立候補している立憲民主党公認の河村まさたけ候補が、7月4日に群馬県太田駅前で街頭演説を行い、自身の原点を語りながら支援を呼びかけた。孤児として育った過去、漫画『タイガーマスク』との出会い、そして「伊達直人」の名前でランドセル10個を寄付した実体験――これらすべてが、彼の政治活動の出発点だ。
河村氏は演説で、「群馬に移住して20年、児童養護施設やフードバンクを支援してきた」と語り、「河村さんこそ国政に出てほしい」という声に背中を押されて今回の出馬を決意したと明かした。
彼が掲げるのは、利権や既得権益とは無縁の「現場主義」。
「自民が強い群馬で、空気を変えたい。困っている人の暮らしに関心がある。私はタイガーマスクの思いで、国政のリングに上がる」と力強く宣言した。
「ランドセルの話、泣けた。こういう人にこそ国会に行ってほしい」
「政治家って言うより、“本物の活動家”って感じで信頼できる」
「タイガーマスク運動の人だったのか!知らなかった」
「群馬で風が変わるかもしれないって期待してる」
「利権じゃなくて、人のために動く政治が見たい」
「弱い方へしわ寄せする社会は、恥ずかしい社会だ」
応援に駆けつけた立憲民主党の小川淳也幹事長は、近年の排外的な言動や対立を煽る政治姿勢を批判。「今、誰が悪い、外国人が悪いというような空気があるが、大事なのは日本人の心と暮らしにゆとりを取り戻すこと」と訴えた。
さらに、「弱い方へしわ寄せする社会は、恥ずかしい社会だ。何としても食い止めたい」と語り、会場には大きな拍手が響いた。
河村候補については、「ランドセルを黙って置いてきた、その行動に人間の可能性を感じる。河村さんのような人が必要だ」と熱烈に支持を表明した。
「タイガーマスクの思い」で挑む国政のリング
河村候補は、自らの人生そのものを“政治信念”として語る稀有な存在だ。演説では「物価高、ガソリン高で苦しむ皆さんの暮らしを、私は守りたい」と真剣な眼差しで訴えた。政策論よりも、人としての「信念」や「まっすぐさ」が前面に出る演説には、派手さはないが心を打つ力がある。
彼が語る「国政のリングに上がる」という言葉には、覚悟がある。政治という荒れ場に飛び込んででも、「困っている人に寄り添いたい」という純粋な願いがにじむ。
保守色が強い群馬県での挑戦は、厳しいものになることは間違いない。だが、「空気を変えたい」と立ち上がった一人の市民活動家の挑戦に、今、多くの有権者が注目している。