2025-05-31 コメント投稿する ▼
かずえちゃん(藤原和士)、福井駅前で訴え「好きな人と未来を描ける社会を」
LGBTQ当事者として、自らの言葉で訴えた思い
「好きな人と将来を描ける社会を、私はこの手でつくりたいんです」――そう語るのは、立憲民主党福井県参議院選挙区第1総支部長で、LGBTQ当事者でもある「かずえちゃん」こと藤原和士氏だ。5月31日、福井駅前で行われた立憲民主党青年局主催の街頭演説に登壇したかずえちゃんは、詰めかけた市民たちに向けて、静かだが確かな決意を語りかけた。
「同性婚を実現したい。どんな性別の人を好きになっても、将来に希望を持てる社会にしたいんです」。時折、声を詰まらせながらも、かずえちゃんは一言一言、自分の体験と願いを丁寧に言葉にしていった。これまで抱えてきた葛藤、そして「次の世代の子どもたちには、自分と同じ苦しさを味わってほしくない」という強い思いが、聴衆の胸にまっすぐ届いていく。
「私は差別されることなく、誰もが幸せな未来を描ける社会を本気でつくりたい。自分の言葉で、自分の思いを、福井の皆さんとともに伝えていきます」。最後は、拍手と共感の声に包まれながらマイクを置いた。
多様性を力に変える政治を
街頭には、立憲民主党の青年局メンバーや地元の議員も駆けつけ、かずえちゃんの訴えを後押しした。
山田勝彦衆院議員は、「かずえちゃんと一緒に、多様性を認め合える社会を福井からつくっていきたい」と呼びかけた。さらに「皆さんのお力で、国会の景色が変わった。政治は、変えようとする人が動けば本当に変わるんです」と強調した。
山登志浩議員は、「選択的夫婦別姓も同性婚の法制化も、政権が変われば実現できる。でも、それには衆議院だけでは足りない。参議院も変える必要がある」と力を込め、かずえちゃんの国会入りを支持した。
地域の声に寄り添う候補者として
地元・福井選出の波多野翼衆院議員も、「減反政策による米価高騰や教員の過重労働など、福井が抱える問題は多い。でも、それを中央に届けられるのは、福井の現場で暮らし、共感できる人でなければ務まらない」と語る。そして、「かずえちゃんと一緒に、福井の空気を変えていきたい」と締めくくった。
かずえちゃん自身も、福井での活動を通して住民との対話を重ねている。「人の痛みに気づける政治家でいたい。誰かが無視されるような社会は終わりにしたい」と話す彼の姿は、従来の“政治家像”とは一線を画している。だからこそ、多くの市民が耳を傾け、足を止め、声をかける。
自分らしく生きられる社会を、福井から
「立候補を決めたとき、不安はありました。でも、自分がやらなければ、何も変わらない」。かずえちゃんは静かに、しかし強い眼差しでそう語る。
「一人でも多くの人に、自分自身でいられる社会の価値を伝えたい。そして、それを制度として形にしていきたい。福井から、そんな一歩を踏み出したいんです」。
彼の演説を聞いていたある高校生が「自分も学校でいろいろあるけど、今日の話を聞いて元気が出た」とつぶやいていた。変化はもう、始まっているのかもしれない。
ネットの声
「かずえちゃんの演説、涙が出た。こんな政治家がもっと必要」
「誰を好きでもいい。そんな当たり前を実現してくれる希望だ」
「福井から、こんなまっすぐな候補が出てくるのは本当に嬉しい」
「国会の空気を変えてくれると信じてる」
「同性婚、差別のない社会。私も一票を託したい」