2025-08-01 コメント投稿する ▼
参院新人・安野貴博氏 初登院で“だるだる”スーツ姿が話題 袖丈に賛否、支持者から改善の声も
初登院で注目集めた“袖丈” チームみらい安野貴博氏、着こなしに賛否
参院選初当選、新党党首が永田町デビュー
8月1日、臨時国会が召集され、7月の参議院選挙で初当選を果たした新人議員62人が初登院した。今回の当選者の中には、参議院史上初となる平成生まれの議員4人が含まれている。そのひとりが「チームみらい」の党首、安野貴博氏(34)だ。
安野氏は、昨年の東京都知事選に30代で出馬し、約15万票を獲得。30代の候補者としては過去最多得票を記録し、強烈な印象を残した人物である。今年5月には、都知事選を支えたメンバーを中心に新党「チームみらい」を結成。今回の参院選比例代表で約150万票を獲得し、自ら議席を得た。
これまで街頭演説や選挙活動ではポロシャツやTシャツ姿が多かった安野氏。初登院の日は、新調したばかりの紺色スーツを着用し、国会議事堂前に姿を見せた。しかし、このスーツ姿が思わぬ形で注目を集めることになった。
“だるだる”スーツにネットがざわつく
チームみらいの公式アカウントが投稿した国会前での写真には、ジャケットとワイシャツの袖丈が手の甲まで覆うほど長い姿が写っていた。これに対し、コメント欄には賛否を含む多くの反応が寄せられた。
「大学の入学式みたい笑 フレッシュで良き」
「安野さん、高級スーツにこだわるタイプじゃなさそう」
「スーツの新入生感がすごい」
「もう少し着こなしを整えた方がいいかも」
「見た目も政治家の仕事の一部だからもったいない」
スタイリストによれば、理想的なスーツの袖丈は「腕を自然に下ろした状態で、親指の先端から11~12cm上に袖口が位置する」ことが望ましく、ワイシャツはジャケットの袖口から1~1.5cm程度見えるのが理想だという。それに照らすと、安野氏の袖丈はやや長すぎ、ラフな印象を与えた可能性が高い。
過去にもあった“身だしなみ”論争
安野氏は都知事選の際、ポニーテールやラフな服装で活動していたことから「清潔感がない」「高齢者や女性受けが悪い」といった指摘を受けた過去がある。政策やビジョンへの評価とは別に、身だしなみに関する議論が先行してしまう場面も多かった。
支持者からは「政策が立派でも、第一印象で損をしてはもったいない」という意見が少なくない。今回のスーツに関する反応も、批判というより「改善すればもっと良くなる」という期待を込めた声が多い。
「政治家は見た目より中身…とはいえ、第一印象は重要」
「安野さんの魅力を伝えるためにも、スーツはジャストサイズに」
「せっかく永田町デビューなんだから身だしなみにも気を使って」
「支持者だからこそ気になるポイント」
「理系っぽい無頓着さが逆に好感だけど、損もしてる」
本人の抱負と支持者の願い
初登院の日、安野氏は集まった記者団に「良くも悪くも永田町のしがらみを知らない。良いものは吸収し、時代に合わせて変えるべきは変えていく。しがらみなく動ける立場だ」と語った。政治スタンスとしては既存勢力に縛られない姿勢を示したが、服装に関しては「昔からの伝統も少しは意識してほしい」という支持者の声も少なくない。
政治ライターは「安野氏のように新しい価値観を持つ議員は、身だしなみも自己表現の一部と考える傾向がある。しかし、国会という場は形式や伝統を重んじる側面が強く、見た目が評価や信頼に直結する場合も多い」と指摘する。
今後、安野氏が政策活動と同時に、こうした形式面とのバランスをどう取っていくかも注目される。