2025-06-23 コメント: 1件 ▼
安野たかひろ氏の妻が暴行被害 政治的憎悪が家族へ波及、SNSと現実の危険な接点
安野たかひろ氏の妻が暴行被害 政治的ヘイトが家族に波及
新党「チームみらい」の代表を務める安野たかひろ氏の妻・黒岩里奈さんが、夜道で見知らぬ男に突き飛ばされる被害を受けた。事件の背景には、安野氏の政治活動に対する過激な批判が影を落としている可能性がある。
いま夜道で見知らぬ男性に『安野の妻か』と確認され、『この差別主義者! ナチス! 人殺し!』と叫ばれ突き飛ばされました…
黒岩さんは自身のX(旧Twitter)で恐怖の体験をこう明かした。幸いにも大きな怪我には至らなかったというが、精神的なショックは大きく、「さすがに怖かった」とつぶやいている。
安野氏もその投稿を受けて、「家族に危害が加えられるのはさすがに」と怒りと戸惑いをにじませる投稿を行った。
この一件は単なる暴力事件にとどまらない。政治的立場や発言に起因したヘイトが、直接的な暴力という形で家族に向けられた例として深刻に受け止められている。
新党「チームみらい」は、これまで旧来の政治からの脱却を掲げ、若年層やネット世代を中心に一定の支持を集めてきた。代表の安野氏は、以前の都知事選挙でも異色の候補として注目されていた人物だ。政策の中には、医療制度やジェンダー問題に切り込むものもあり、支持と同時に強い反発を呼ぶことも少なくなかった。
最近では、「チームみらい」の主張を「差別的」とする声も一部にあり、SNS上では激しい言い争いが頻発していた。黒岩さんが襲われた際に叫ばれた言葉にも、こうしたネット上の批判が反映されていると見られる。
「差別主義者」「ナチス」「人殺し」
こうした言葉は、言論の自由を盾にしても到底許容されるものではない。相手の家族を巻き込む行為は、まさに民主主義への暴力だ。
ネット上では、「安野氏への批判は自由だが、家族に手を出すのは完全に一線を越えている」「民主主義社会で意見の違いを暴力で封じる行為は絶対に許されない」といった声が上がっている。
今回の事件は警察に被害届が提出され、捜査が進められている。加害者の特定と法的責任の追及が待たれるところだ。
今後、候補者やその家族の安全確保、政治活動への干渉を防ぐための社会的な仕組みの整備も求められよう。SNS上の言論空間が、現実の暴力を誘発する温床になりかねないという警鐘として、今回の事件は重く受け止められるべきだ。
「奥さんが襲われるなんて、もう政治の話じゃない。完全に犯罪だ。許せない」
今後、我々はどこまで言葉の責任を自覚し、線を引けるのか。この事件はそのリトマス試験紙とも言える。