2025-07-12 コメント投稿する ▼
吉良よし子氏「大学入学金の二重払いを是正」東京選挙区で子育て支援と反差別を訴え
吉良よし子氏「入学金の二重払いを是正」 子育て支援と反差別訴え、東京選挙区で支持拡大へ
12年の実績と「まだ届けたい声」 吉良候補が都内各地を遊説
参院選東京選挙区で3期目を目指す日本共産党の吉良よし子候補が7月12日、日野市、調布市、世田谷区、目黒区、新宿区と精力的に街頭演説を行った。「当落線上の大接戦」と言われる東京選挙区で、吉良氏は「まだ届けたい声がある」と訴え、有権者に広く支持を呼びかけた。
演説では、これまでの2期12年の実績として、私立大学の「入学金二重払い」問題の是正や、学校給食の無償化の推進に取り組んできたことを強調。「政治がやれば変えられるんです。現場の声を、私は国会に届けてきた」と語った。
また、「子どもを3人産んだら支援する」といった他党の政策案に触れ、「子どもを産むかどうかはあくまで個人の自由。政治が産むことを推奨したり迫ったりすることは許されない」と述べ、「お金の心配なく子育てできる仕組みこそが政治の責任」と語った。
「“産めば支援”って発想が、なんか時代錯誤だよね」
「吉良さんの“自由を守る政治”って言葉に共感した」
「無償化の実績は本当にありがたい」
「大学入学金の二重取りって、言われなきゃ気づかなかった」
「現場の声を代弁してくれる貴重な存在」
入学金の“二重払い”是正 若者の声を政策に
吉良氏が実現に関わった「私立大学の入学金二重払い」問題の是正は、多くの受験生と保護者から感謝の声が寄せられている。
これは、複数の大学を併願した際、合格した学校に入学金を先に納めたものの、後に第一志望に合格しても返金されない――という仕組みが問題視されてきた制度。経済的負担が大きく、特に低所得世帯では受験そのものを諦めざるを得ないケースもあった。
この問題に対し、吉良氏は文部科学省や私大側と粘り強く交渉を重ね、制度見直しのきっかけをつくった。「教育の機会均等は憲法の理念です。親の財布で進路が決まる社会を、変えなければならない」と主張する吉良氏の姿勢に、若い世代や教育関係者からの支持も集まっている。
「差別をあおるな」 反外国人主張に明確な対抗姿勢
演説の中で吉良氏は、参政党など一部の勢力が主張する「外国人規制」論に対しても強い言葉で反対の意思を表明した。
「庶民の生活が苦しいのは、決して外国人のせいではありません。生活に十分な予算を充てない自民党の政治こそが原因です」と述べ、社会に蔓延する“分断の空気”に抗する姿勢を示した。
さらに、「差別を許さない声を可視化していこう。共産党と私に託してほしい」と訴え、排外的な言説に流されない“人権と共生”の政治を掲げた。
この姿勢は、とりわけ都市部の若者やリベラル層に強く支持されており、「正面から反差別を掲げる政治家」として存在感を増している。
「暮らしの声」を国会へ 現場の実感から政策をつくる
吉良よし子氏の政治スタイルは一貫して「現場の声」を基礎にしている。自身の原点でもある若者・非正規労働問題、教育無償化、女性の権利、そして反差別・反抑圧といったテーマに取り組み続けてきた。
今回の選挙でも、「選挙区で勝ち抜いて、さらに多くの声を国会に届けたい」と語るその姿勢はブレない。
「誰もが安心して学べる、働ける、育てられる社会」を目指し、東京という多様性の縮図の中で吉良氏が訴える声は、今の社会に必要な問いを投げかけている。