2025-04-27 コメント: 2件 ▼
消費税5%・最低賃金1500円・農政転換を訴え 共産・紙智子氏が宇都宮で演説会
日本共産党、宇都宮で演説会開催:紙智子議員が農政転換と物価高対策を訴え
2025年4月27日、日本共産党栃木県委員会は宇都宮市の「とちぎ健康の森」で演説会を開催し、紙智子参院議員が登壇した。紙氏は自公政権の延命戦略の破綻を指摘し、参院選での共産党の躍進を訴えた。また、物価高騰への対策や農政の転換についても具体的な提案を示した。
物価高対策としての緊急提案
紙氏は、物価高から国民を守るための緊急提案を紹介した。主な内容は以下の通りである。
* 消費税を5%に減税し、国民一人当たり年間12万円の負担軽減を図るとともに、インボイス制度の廃止を目指す。
* 最低賃金を直ちに時給1500円に引き上げ、将来的には1700円を目指すことで、物価高に対応する。
* 医療崩壊を防ぐため、国費を投入して診療報酬を引き上げ、介護報酬の増額にも国庫負担を増やす。
これらの提案は、国民生活の安定と社会保障の充実を目的としている。
農政の転換と再生産可能な価格保障
紙氏は、コメ不足と価格高騰の原因として、政府の減産政策と市場任せの流通・価格政策を挙げ、「国の失政」と批判した。再生産可能な価格保障と所得補償を組み合わせ、国の責任で農家を支える政策への転換を訴えた。また、「冷たい農政を人と環境に優しい農政に変えよう」と呼びかけた。
多様な声が共産党への期待を表明
演説会では、女性、農業者、青年・学生の代表がそれぞれの立場から共産党への期待を述べた。「ジェンダー平等を綱領に掲げている日本共産党を国会でもっと大きくしよう」「戦争になったら今の生活は守れない」「若者が未来に希望を持てなくなっている。参院選で共産党を躍進させ政治を変えたい」といった声が上がった。
また、はたやま和也参院比例予定候補からは、「日本を壊してきた自民党政治をいまこそ変えましょう」とのビデオメッセージが寄せられた。
* 紙智子参院議員が宇都宮で演説会を開催し、自公政権の延命戦略の破綻を指摘。
* 物価高対策として、消費税減税、最低賃金引き上げ、医療・介護報酬の増額を提案。
* 農政の転換を訴え、再生産可能な価格保障と所得補償の導入を主張。
* 多様な立場から共産党への期待が表明され、政治の変革を求める声が上がった。
今回の演説会は、共産党が掲げる政策の具体的な提案と、国民生活の安定を目指す姿勢を示す場となった。参院選に向けて、同党の動向が注目される。