2025-12-02 コメント投稿する ▼
鈴木宗男氏が平口洋法相に再審法改正巡り苦言、「国務大臣の答弁じゃない」と頭作り要求
自由民主党の鈴木宗男参院議員が12月2日の参院法務委員会で、再審法改正を巡る平口洋法相の答弁に強い不満を示し、「国務大臣としての答弁じゃない」と厳しく苦言を呈しました。 冤罪問題に長年取り組む鈴木氏が、法相に対して「頭作り」を求める一幕がありました。 鈴木氏は「法相はその内容を法制審議会に指示したのか」と繰り返し質問しました。 この答弁を受けて、鈴木氏は激しく批判しました。
自由民主党の鈴木宗男参院議員が12月2日の参院法務委員会で、再審法改正を巡る平口洋法相の答弁に強い不満を示し、「国務大臣としての答弁じゃない」と厳しく苦言を呈しました。冤罪問題に長年取り組む鈴木氏が、法相に対して「頭作り」を求める一幕がありました。
マウント的発言から始まった質疑
鈴木氏は質疑の冒頭、平口法相について過去の経緯を振り返りました。「平成13年に国土交通省を辞めて、選挙に出たいと私に相談に来た。その人が大臣の席にいて感慨深い。最初の選挙は苦杯だった」と、まるでマウントを取るかのように紹介しました。
平口氏は1948年生まれで、建設省(現・国土交通省)出身の元官僚です。2005年に衆議院議員として初当選したものの、2009年の選挙で一度落選し、2012年に国政復帰を果たしています。2025年10月21日に高市内閣で法務大臣に初入閣しました。
「鈴木宗男って相変わらず偉そうだな。昔からこんな感じだよね」
「平口大臣も大変だわ。鈴木宗男に上から目線で説教されて」
「77歳で初入閣の大臣をここまで言うか?もうちょっと優しくしてやれよ」
「でも確かに、法務大臣の答弁としては物足りないのは事実だよな」
「鈴木宗男の言い方はきついけど、言ってることは正論だと思う」
高市首相の指示と法相の曖昧な答弁
質疑では、高市早苗首相が11月7日の衆院予算委員会で行った答弁が焦点となりました。高市首相は「法相に対し、再審制度の見直しについて必要な検討を行うように指示した。政府の責任で迅速に検討を進める」と述べていました。
鈴木氏は「法相はその内容を法制審議会に指示したのか」と繰り返し質問しました。しかし、平口氏は「法制審に伝わっているという認識だが、私自身が明示的に指示したことはない」「諮問している立場なので、法制審の議論を見守りたい」などと曖昧な答弁に終始しました。
鈴木氏の厳しい叱責
この答弁を受けて、鈴木氏は激しく批判しました。「その答弁は役所に言われた通りの答弁だ。国務大臣としての答弁じゃない。きちっと頭作りしてほしい」と述べて質問を終了しました。
再審法改正については、2025年3月28日に鈴木馨祐前法相が法制審議会への諮問を行い、4月21日に法制審議会刑事法(再審関係)部会の初会合が開かれています。一方で、超党派議員連盟が今国会での改正法案成立を目指しており、入会議員も384名に達しています。
鈴木氏の冤罪問題への取り組み
鈴木氏は冤罪問題に取り組み、有罪が確定した自らの汚職事件でも再審請求しています。過去の法務委員会での質疑では、検察の取り調べ問題について一貫して厳しい姿勢を示しており、「検察にはそれがないのかと私はお尋ねしたいんです。間違ったら間違ったで非を認める。今まで検察が、冤罪と言われて、多くの人を泣かしてきていますよ。謝ったこと一回もないですよ」と述べるなど、検察や法務行政に対して厳格な対応を求めてきました。
今回の質疑も、そうした鈴木氏の一貫した姿勢の表れといえます。再審法改正は1948年の刑事訴訟法制定から一度も改正されておらず、袴田巌さんや前川彰司さんの事件を受けて制度見直しへの関心が高まっている中、法務大臣としてのより明確な姿勢が求められているといえるでしょう。