2025-05-27 コメント投稿する ▼
立花孝志氏に3.5億円の横領告発も反論 党内対立が背景か?真相は法廷へ
立花孝志氏に業務上横領の告発 資金トラブルは党内対立の延長か
前「NHKから国民を守る党」代表であり、政治活動家として知られる立花孝志氏が、約3億5000万円の党資金を不正に流用した疑いで告訴されたことが明らかになった。この告発は、後継政党である「みんなでつくる党」(通称:みんつく党)によって行われ、告訴状は警視庁捜査二課に受理されたという。しかし、立花氏はこれに真っ向から反論しており、単なる「政治的な報復」だと主張している。
貸し付けた3億5000万円は「返済不能」? 党側の主張
現党首の大津綾香氏と代理人弁護士は5月27日、都内で記者会見を行い、資金の詳細について説明した。みんつく党によれば、立花氏は2022年末までに党から総額約3億5000万円の貸付を受けており、その大半が返済されていないという。さらに、大津氏は一部の資金がプライベート用途に流用されたと指摘し、「党の財政に著しい悪影響を与えた」と語った。
立花氏「合意の上での貸付、私的流用は一切ない」と反論
一方で、立花氏は自身のYouTubeチャンネルやSNSを通じて、みんつく党の告発内容を真っ向から否定している。
「これは正式な手続きを経て行われた党からの融資であり、使途も明確だ。私的流用などしていない。今回の件は、大津氏が私に敵意を抱き、党内での権力掌握を進めるための政治的工作にすぎない」
と主張しており、すでに法的措置を取る構えを見せている。
告発劇の背景にある党内の分裂と路線対立
この資金問題の背景には、立花氏が党の代表から退いた後の党内での路線対立があるとみられる。みんつく党は、立花路線から脱却し、政策重視の政党に転換しようとする一方で、立花氏は引き続きNHKに対する姿勢を強く持ち続けていた。双方の思惑の違いが、資金問題に火を付けた形だ。
ネット上では立花氏擁護の声も多数
今回の告発を受けて、SNSではさまざまな意見が交錯しているが、立花氏への同情や擁護の声も少なくない。
「これはどう考えても内部抗争。立花さんに落ち度はなさそう」
「敵対関係にある人間からの告発なんて、信用できない」
「立花さん、堂々と反論していて頼もしい」
「政治資金の透明性は大事だが、私怨にまみれているように見える」
「今までの活動を見ていれば、こんな告発は不自然だと感じる」
今後の焦点は「資金の実態」と「法的判断」
今後の焦点は、貸し付けの実態がどうだったのか、党内でどのような合意があったのか、また資金がどのように使われたのかという点にある。警察の捜査が進む中で、立花氏が主張するように手続きに正当性があったのか、それとも党側が主張するように不正な流用があったのか、司法の判断に注目が集まる。
* 「みんなでつくる党」が立花孝志氏を業務上横領で告訴
* 約3億5000万円の貸付が回収不能と主張
* 立花氏は「正当な貸付で流用なし」と全面否定
* 告発の背景には党内の路線対立と分裂の影響
この告発劇は単なる金銭トラブルにとどまらず、政党内部の深刻な亀裂と権力闘争の一端を垣間見せている。立花氏の今後の対応が、政界のみならず国民の注目を集めそうだ。