2025-05-04 コメント投稿する ▼
「暮らし守る政治を共産党に」小池晃氏が狛江で熱弁 消費税5%・賃上げ政策も訴え
都議選・参院選へ共産党が訴え
暮らし守る政治の実現を 狛江で小池晃氏が演説
東京都狛江市で4日、日本共産党が開いた街頭演説会に、小池晃書記局長が登壇した。会場には多くの市民が足を止め、熱心に耳を傾けた。小池氏は、今夏に行われる東京都議会選挙と参院選に向け、「暮らしを守る政治を共産党にやらせてほしい」と力を込めて訴えた。
消費税5%へ 暮らしを支える緊急提案
小池氏は冒頭、物価高に苦しむ市民の声に応える形で、党が発表した「暮らしを守る緊急提案」の内容を紹介。なかでも注目を集めたのは「消費税の5%への引き下げ」だ。
「ようやく他党も言い始めました。それは歓迎すべきこと。でも、共産党はそこに明確な財源と一貫した方針を持っています」と小池氏。
具体的には、以下の4点を挙げた。
* すべての品目を一律5%に減税し、1世帯あたり年間12万円の負担軽減を実現
* インボイス制度の廃止とセットで行う
* 一時的な措置ではなく、最終的には消費税廃止をめざす
* 大企業や富裕層の優遇をやめることで、財源をしっかり確保する
「世界では110以上の国と地域が消費税減税を実施しています。日本でもやれるはずです」と訴えると、集まった市民から大きな拍手が湧いた。
三多摩格差をなくす 田中とも子氏の訴え
この日、北多摩3区(狛江・調布・三鷹)から都議選に立候補を予定している田中とも子元都議もマイクを握った。田中氏は「いまこの地域には自民、公明、都民ファーストという知事与党しかいない」と述べ、「唯一の野党の候補として、暮らしを守る都政を実現したい」と支持を呼びかけた。
田中氏はこれまで、三多摩地域の子どもの医療費無料化に尽力してきたほか、保健所の増設やバス路線の整備など、住民の暮らしに直結する課題にも力を注いできた。
「賃上げと時短」両立のカギは中小企業支援
演説の途中、市民から「賃上げと労働時間短縮は両立できるのか?」という質問が寄せられた。これに対し小池氏は、「両立させないといけない。そのカギは中小企業への支援です」ときっぱり答えた。
共産党は、大企業がため込んでいる500兆円超の内部留保に時限的課税を行い、その財源を中小企業支援に充てると説明。これにより、最低賃金をまず時給1,500円、さらに1,700円へと段階的に引き上げ、働く人がゆとりを持って暮らせる社会を目指すという。
「こうした政策を実現するには、私たち共産党を国政でも都政でも伸ばしていただくしかありません」と小池氏は締めくくった。
* 日本共産党の小池晃氏が狛江で街頭演説
* 物価高に対抗する「暮らしを守る緊急提案」を紹介
* 消費税一律5%減税+インボイス廃止を訴え
* 田中とも子氏、三多摩格差の是正や都政刷新を強調
* 賃上げと時短の両立には中小企業支援と内部留保課税が必要と主張