2025-04-29 コメント投稿する ▼
ベトナム南部解放50周年式典に小池晃氏出席 共産両党が平和と連帯で協力確認
ベトナム南部解放・統一50周年記念式典、ホーチミン市で盛大に開催
2025年4月30日、ホーチミン市において、ベトナム南部解放・国家統一50周年を祝う国家レベルの記念式典が厳かに執り行われた。式典には、トー・ラム共産党書記長、ルオン・クオン国家主席、ファム・ミン・チン首相、チャン・タイン・マン国会議長をはじめ、国内外から多くの来賓が参列した。
式典では、800の太鼓による演奏や軍の儀仗隊による銃の演舞、空軍による空中ショーなど、多彩な芸術パフォーマンスが披露された。午前7時には国旗掲揚式とともに式典が正式に開始され、同時にバックダン埠頭では21発の礼砲が発射された。
トー・ラム書記長は記念演説で、南部解放と国家統一はベトナム民族の歴史における最も輝かしい金字塔であり、祖国の独立と自由のための30年にわたる闘争の輝かしい成果であると強調した。
小池書記局長、トー・ラム書記長と会談し両党関係の発展を確認
ベトナム南部解放・統一50周年式典に参加するためホーチミン市を訪れている日本共産党の小池晃書記局長は4月29日、ベトナム共産党のトー・ラム書記長ら党指導部との会合に出席した。会合で小池氏は、ベトナム人民の勝利の世界史的意義に言及し、ベトナム人民が30年にわたる苦難の闘争を経て独立と自由を勝ち取ったことは、20世紀に被抑圧民族が植民地体制を崩壊させ、平和で民主的な国際秩序を形成する決定的な貢献となったと指摘した。
また、小池氏は、ベトナムから報道された戦争の悲惨さと人々のたたかう姿が、反戦の思いと日本共産党への入党につながったと自身の経験にも触れ、「この闘争でベトナム人民と連帯できたことは日本共産党の誇りです」と表明した。
トー・ラム書記長は、民族解放闘争の勝利の意義について、「ベトナム人民の平和への強い願い、“独立と自由ほど尊いものはない”という決意と民族の団結、世界の進歩的人民との美しい国際連帯のシンボルとなった」と強調した。
この会合に際し、小池氏はトー・ラム書記長と個別にあいさつを交わし、今回の訪問は、日本共産党の代表がベトナム共産党の新指導部と直接面会する最初の機会ともなり、大変うれしく思っていると表明し、志位和夫議長からのあいさつを伝えた。
小池氏は、両党がこの間、友好関係と協力を良好に発展させているとし、「引き続き理論交流などの協力を緊密に進め、核兵器廃絶、地域と世界の平和に積極的に貢献していきたい」と述べた。トー・ラム書記長は「私たちも両党関係を発展させていきたいと望んでいます」と述べ、両党で合意している協力内容を実施していきたいと表明した。
国際的な連帯と友好の象徴としての式典
今回の式典には、ラオスのトンルン・シースリット書記長兼国家主席、カンボジアのフン・セン人民党議長、キューバのサルバドール・バルデス・メサ副大統領など、多くの国の代表が参加した。
また、式典と軍事パレードには、中国、ラオス、カンボジアの隣国3カ国の軍隊も特別参加し、国際的な友情と連帯を示した。
- ベトナム南部解放・国家統一50周年記念式典がホーチミン市で開催された。
- 式典には国内外から多くの来賓が参列し、多彩な芸術パフォーマンスが披露された。
- 小池晃書記局長はトー・ラム書記長と会談し、両党関係の発展を確認した。
- 式典には多くの国の代表が参加し、国際的な連帯と友好の象徴となった。
この記念式典は、ベトナムの歴史的な節目を祝うとともに、国際的な連帯と友好を深める機会となった。日本共産党とベトナム共産党の関係強化も確認され、今後の両国の協力関係の発展が期待される。