2025-02-17 コメント投稿する ▼
小池晃氏、女性天皇議論の必要性を強調
女性天皇の議論、必要だと小池晃氏が主張
17日、衆参両院で皇位継承に関する全体会議が開かれ、「女性皇族の婚姻後の配偶者や子の身分」について意見が交わされました。
しかし、日本共産党の小池晃書記局長は、この議論の進め方に強い疑問を呈しました。
小池氏、「女性天皇を正面から議論すべき」と主張
小池氏は、政府が進める皇位継承の議論の枠組みに問題があると指摘。
「男系男子による皇位継承を不動の原則として議論を進めることには、大きな問題がある」とし、「日本国憲法の精神に反する」と批判しました。
彼は、天皇が男性に限られる理由は憲法の平等精神に合わないとし、「女性天皇について、もっと真剣に議論を始めるべきだ」と強調しました。
女性皇族の身分問題に異議
さらに、小池氏は、女性皇族の婚姻後も皇族の身分を保つことに関する議論が進められていることについても疑問を呈しました。
「女性天皇の問題を無視して、皇族の数を確保するために女性皇族を身分にとどめる議論は筋違いだ」と批判し、この問題を避けることなく、女性天皇の議論をしっかりと行うべきだと訴えました。
安定的な皇位継承の確保、女性宮家創設を棚上げ
また、小池氏は、国会の付帯決議で挙げられている「安定的な皇位継承の確保」や「女性宮家の創設」などの課題が後回しにされている点についても問題視しました。
これらの重要な問題もきちんと議論し、解決していくべきだと強調しました。
今後の議論に注目
全体会議には、日本共産党から小池氏をはじめ、田村智子委員長、塩川鉄也国対委員長も出席しました。女性天皇を含む皇位継承問題について、今後さらに議論が深まることが期待されています。