2025-11-04 コメント投稿する ▼
小池晃、藤田文武の公金還流疑惑に猛批判「開き直りでは解決しない」
小池氏は、藤田氏が同日の会見で行った説明について「開き直りに終始し、『赤旗』日曜版が報じた疑惑に対する真摯な説明にはならなかった」と指摘し、疑惑の解明を求めました。 さらに、藤田氏が今後、公設秘書の会社への発注を中止し、維新が内部規定を見直す方針を示したことについても、「発注しないのは当然のことであり、それで疑惑が解明されるわけではない」と強調しました。
小池氏、藤田氏の疑惑説明を批判:「開き直り」に終始
日本共産党の小池晃書記局長は、2023年11月4日の記者会見で、日本維新の会の藤田文武共同代表による公金還流疑惑に関する説明を厳しく批判しました。小池氏は、藤田氏が同日の会見で行った説明について「開き直りに終始し、『赤旗』日曜版が報じた疑惑に対する真摯な説明にはならなかった」と指摘し、疑惑の解明を求めました。
公金還流疑惑:藤田氏と公設秘書の関係
問題となっているのは、藤田氏の公設第1秘書が代表を務める会社への公金支出です。「しんぶん赤旗」日曜版は、この会社に約2000万円の公金が支払われ、その後、公設秘書に対して年収720万円の報酬が支払われていたことを報じました。この内容が事実であれば、税金の不正還流が疑われる事態となります。
小池氏は、藤田氏が会見で「適法で適正だ」と繰り返し主張したことに対し、「疑惑を晴らすための説明にはならなかった」と断言しました。さらに、藤田氏が今後、公設秘書の会社への発注を中止し、維新が内部規定を見直す方針を示したことについても、「発注しないのは当然のことであり、それで疑惑が解明されるわけではない」と強調しました。
証拠の不透明さと秘書会社の関与
小池氏は、藤田氏が「適法だ」と主張するのであれば、公設秘書の会社だけでなく、外部に委託された印刷業務の明細書なども公開すべきだと訴えました。現在、資金の流れが不透明であることが問題視されており、藤田氏の説明が不十分であると感じる市民の声も多いといいます。
また、疑惑に関する具体的な証拠が未だ示されておらず、小池氏は藤田氏に対して「真摯な説明」を求めるとともに、不透明な資金の流れを明確にする必要があると強調しました。
名刺公開問題:報道の自由とプライバシー侵害
さらに、藤田氏が「赤旗」日曜版の記者の名刺をインターネット上に公開した問題についても、強い批判を行いました。小池氏は「名刺は個人情報であり、無断で公開することはプライバシー侵害に当たる」と指摘しました。また、名刺を公開する行為が「報道機関に対する威嚇の意味を持つ可能性がある」として、民主主義の根幹に関わる重大な問題だと述べました。
この問題については、「赤旗」の編集局長と日曜版編集長が藤田氏に対し、名刺画像の削除と謝罪を申し入れたと報告されており、今後の対応が注目されます。
「名刺を無断で公開するのは、報道機関の自由を脅かす行為だ。」
「税金の不正使用疑惑を説明しないままの開き直りは許せない。」
維新内での今後の対応
藤田氏の公金還流疑惑に対して、維新は内規の見直しを発表しましたが、それだけでは疑惑の解決には至らないとの声が強まっています。維新内での対応が進む中、疑惑解明を求める声は高まっており、今後の政治的な動きに注目が集まっています。
維新としては、公設秘書の発注停止や内部規定の見直しを進めることを約束していますが、これが果たして十分な対応であるかどうか、今後の議論が必要とされています。