2025-10-27 コメント投稿する ▼
高市内閣の高支持率は一時的?小池晃氏が指摘する基盤の脆弱さ
しかし、小池氏はこの支持率が一時的なものに過ぎないと強調し、政権の基盤が非常にもろいことを指摘しました。 小池氏は、このような実態が今後、支持率に悪影響を与えると予測し、「裏金議員を起用し、政治とカネの問題に触れず、企業・団体献金の禁止に背を向ける姿勢が明らかになれば、支持率は必ず下がっていく」と述べました。
高支持率も「基盤もろい」 小池晃氏が高市内閣の問題点を指摘
日本共産党の小池晃書記局長は、2025年10月27日の記者会見で、報道各社が実施した世論調査で高い支持率を示している高市内閣について、その基盤の脆弱さを指摘しました。小池氏は、この高い支持率が「期待値」に過ぎないとし、政権の実態には深刻な問題が潜んでいると警鐘を鳴らしました。
高市内閣の支持率とその実態
報道各社による世論調査では、高市内閣に対する支持率が高く出ていることが伝えられています。しかし、小池氏はこの支持率が一時的なものに過ぎないと強調し、政権の基盤が非常にもろいことを指摘しました。特に高市内閣が取り組んでいる政治と金の問題に関しては、根本的な改革がなされていないとし、この点が支持率の低下につながる可能性があると見ています。
小池氏は、「高い支持率は、期待値によるものであり、政権の基盤はきわめてもろい」と発言。これは、高市内閣が抱える問題が、支持率を支えている一時的な要因に過ぎないとする警告です。
裏金問題と派閥議員の起用
小池氏は、高市内閣の要職に、過去に裏金問題で物議を醸した議員が起用されている点を強く批判しました。特に、副大臣や政務官人事において、派閥に所属する裏金議員が抜擢されていることについて言及し、これは「政治とカネ」の問題を解決するどころか、むしろ問題を深刻化させる結果になっていると指摘しました。
小池氏が示した調査結果によると、「毎日」の世論調査(10月25、26日実施)では、派閥裏金事件で問題視された議員を自民党や政府の要職に起用することについて、「問題だ」とする回答が60%に達しました。また、「朝日」の調査(同日実施)では、自民党が「政治とカネ」の問題を解決できると思うかという問いに対し、69%が「変えられない」と答えたことを挙げ、高市内閣がこの問題に対して実質的に無策であることを批判しました。
小池氏は、このような実態が今後、支持率に悪影響を与えると予測し、「裏金議員を起用し、政治とカネの問題に触れず、企業・団体献金の禁止に背を向ける姿勢が明らかになれば、支持率は必ず下がっていく」と述べました。
企業・団体献金禁止の先送り
さらに、小池氏は、企業・団体献金の禁止が先送りされていることに触れ、その姿勢に対しても厳しい視線を送っています。企業や団体からの献金問題は、長年にわたり日本の政治において重要なテーマとなっており、その解決策として企業・団体献金の禁止が求められてきました。しかし、高市内閣はこの問題に対して本格的に取り組んでいないとされ、今後も政治腐敗が続く可能性が高いとされています。
小池氏は、これまでの問題を放置し続ける高市内閣に対し、「政治とカネの問題を無視し続ける限り、支持は持続しない」と強調し、このままでは内閣の信頼性が失われるだけだと警告しました。
今後の政治的展開と支持率の行方
現在、高市内閣の支持率は一時的に高い数値を記録していますが、小池氏の指摘通り、その基盤は非常に脆弱である可能性が高いです。特に、政治と金に関する問題や、企業・団体献金の禁止を先送りにする姿勢が続けば、国民からの信頼を失うことは避けられないでしょう。
一方で、高市内閣に対する批判を強める声も多く、これらの問題が今後、政権の支持率低下に直結する可能性もあります。小池氏は、「今の高支持率は一時的なもので、いずれ下がっていくだろう」と予測しており、これからの政治的展開に注目が集まります。