2025-09-09 コメント投稿する ▼
阪神優勝で道頓堀飛び込み続出 大阪市長「プール案は困難」 ファンの民度も問われる行為に
プロ野球・阪神タイガースが7日夜にリーグ優勝を果たした際、大阪・ミナミを流れる道頓堀川に多くのファンが飛び込んだことを受け、横山英幸大阪市長は9日、安全対策として検討されてきた「川にプールを浮かべる案」について「川幅が狭く、舟運も活発で(実現は)難しい」との見解を示した。 もし良い案があれば検討したい」と述べ、安全策の模索が続いていることを強調した。
道頓堀川への飛び込み、プール案は困難と大阪市長
プロ野球・阪神タイガースが7日夜にリーグ優勝を果たした際、大阪・ミナミを流れる道頓堀川に多くのファンが飛び込んだことを受け、横山英幸大阪市長は9日、安全対策として検討されてきた「川にプールを浮かべる案」について「川幅が狭く、舟運も活発で(実現は)難しい」との見解を示した。
阪神が令和5年にリーグ優勝と日本一を果たした際にも飛び込みが相次いだため、市は海外の河川イベントを参考に、飛び込み客を誘導するための仮設プール設置を検討していた。しかし、舟運の利用状況や構造上の制約があり、現実的ではないと判断された。
「道頓堀にプールなんて無理がある」
「安全対策より飛び込まないよう啓発するしかない」
「毎回コストがかかるなら球団も協力すべき」
「死亡例もあるのに飛び込むのは危険すぎる」
「阪神優勝の喜びを台無しにする事故は避けてほしい」
安全対策と課題
大阪市は阪神優勝のたびに警備員や警察官を多数動員し、安全確保に取り組んできた。それでも今回、道頓堀周辺では警察官が飛び込み防止を呼びかける中、川沿いの遊歩道などから29人が川に飛び込んだ。
横山市長は「阪神が優勝するたびに府市で対応に多大なコストがかかる」と指摘しつつ、「いろいろ考えたが妙案が浮かばない。もし良い案があれば検討したい」と述べ、安全策の模索が続いていることを強調した。
市長の警告と注意喚起
横山市長は会見で「過去に死亡した事例もあり非常に危ない。やめてもらいたい。せっかくの優勝に水を差しかねない」と述べた。さらに「もし大きな事故が起これば、街全体の祝賀ムードを壊すことになる」として、改めて飛び込み自粛を呼びかけた。
一方で、阪神の優勝パレードについては「球団の意向や経済界の協力が必要。実現に向け調整を進めたい」と前向きな姿勢を示した。
阪神ファンの飛び込み行為が残す問題
阪神が優勝して喜びを分かち合う気持ちは理解できるものの、悪臭を放つ道頓堀川に飛び込み、周辺住民や観光客に不快感を与えるだけでなく、警察や消防など関係機関に過剰な負担をかける行為は看過できない。こうした行動は「伝統」や「風物詩」として美化されるものではなく、ファンの民度が疑われる事態でもある。
周囲への迷惑や危険を顧みない飛び込みが繰り返されれば、阪神優勝そのものの価値を損ない、地元の誇りに泥を塗ることにつながりかねない。真に祝賀の場を盛り上げるためには、ファン一人ひとりが責任ある行動を取ることが求められている。