2025-06-11 コメント投稿する ▼
【立花孝志氏が山尾志桜里氏に出馬オファー】公認撤回の渦中、「ぜひNHK党にお越しください!」
公認見送りの山尾氏に、立花氏が即ラブコール
政治団体「NHK党」の立花孝志党首が、かつての国会の“異端児”で知られる山尾志桜里元衆院議員に対して、思いがけない出馬オファーを投げかけた。6月11日、自身の公式YouTubeチャンネルで動画を更新し、山尾氏の比例代表擁立を見送った国民民主党の対応に触れた上で、「ぜひNHK党から出ませんか?」とラブコールを送ったのだ。
「山尾さん、やりたいんだったらNHK党の比例代表いかがですか?」
「そこまでやりたいと言うんだったら、いいですよ」
「ぜひNHK党にお越しください!」
立花氏らしい挑発的かつユーモアを交えた語り口だったが、その背景には、野党再編の空気が漂う政界の現実と、参院選を前に注目を集めたいという思惑が透けて見える。
不倫疑惑再燃で公認見送り、山尾氏の再出馬に暗雲
6月11日、国民民主党は両院議員総会を開催し、当初内定を出していた山尾氏の夏の参議院選挙比例代表での擁立を正式に見送る方針を決めた。玉木雄一郎代表は「党として十分な理解と信頼が得られないと判断した」と語り、いわば世論の反発を踏まえての撤回だと説明した。
山尾氏は2017年に週刊誌報道により不倫疑惑が報じられた後も説明責任を果たさず、2021年にいったん政界から引退。その後、地元の名古屋を拠点に活動を続けていたが、先月、国民民主党が参院選比例候補として公認を内定した際にはSNS上で賛否両論が吹き荒れた。
「政治家に倫理観が必要なのは当たり前」
「説明しないまま復帰って、国民をなめてるの?」
「再チャレンジを認めない風潮もどうかと思うけど…これはさすがに早すぎ」
党内でも「このままでは東京都議選や参院選に悪影響を及ぼす」との意見が強まり、異例の内定撤回という事態に至った。
立花氏の計算?「話題性」で一石を投じる
立花孝志氏の山尾氏に対する“オファー”は、ただの冗談ではない。NHK党はその名の通り、特定の争点に絞ったシングル・イシュー型政党であり、話題性とメディア露出を選挙戦略の柱に据えている。かつてはガーシー氏の擁立で世間を騒がせ、注目を浴びてきた実績もある。
山尾氏といえば、かつて民進党内で憲法改正に賛成し、保守層との連携を模索したこともある政治家。政策的な整合性はともかく、立花氏にとっては「敵か味方かよりも、とにかく目立つ人材」であることが何よりの価値といえる。
「立花さん、話題作りうまいよなあ」
「山尾×NHK党って、カオスすぎて逆に見てみたい」
「両方とも炎上力あるから、ある意味お似合いかも」
もちろん山尾氏側は現時点で何のリアクションも示していない。しかし、「公認撤回」という形で再び注目を集めた今、山尾氏の動向には各党が水面下で視線を送っているのは間違いない。
山尾氏の「再出発」はあるのか?
山尾志桜里氏はかつて「保育園落ちた日本死ね」の国会追及で一躍脚光を浴び、民進党のエース候補とも呼ばれた。検察官出身で頭脳明晰な論客である一方、プライベートをめぐるスキャンダルや説明不足が尾を引き、党を渡り歩いた末に引退。その後の復活は想定以上に厳しい現実に直面している。
それでも、立花氏が「ぜひ」と呼びかけたように、山尾氏に再び光を当てようとする勢力があるのも事実だ。山尾氏自身がどう答えるか、そして“政治家・山尾志桜里”に再起の覚悟があるのか。本人の沈黙が続く中、周囲の注目だけが高まり続けている。