2025-03-24 コメント投稿する ▼
【物価高騰対策強化】共産党都議団、都2025年度予算の組み替え案を発表
予算組み替えの概要
組み替え案では、都税収入が史上最高を更新する中、以下の項目を削減し、必要な施策に予算を再配分している。
■ 削減項目(68項目、2168億円)
- 都庁舎への映像投影
- お台場噴水計画
- カジノ誘致検討
- 中学校英語スピーキングテスト
- 「空飛ぶクルマ」関連予算
- 特定整備路線の予算
■ 増額項目(145項目、6055億円)
- 中小企業への賃上げ助成
- 福祉労働者の賃上げ
- 商店街の耐震化助成
- 家賃補助(100万世帯に月1万円、3年間)
- 都営住宅の新規建設再開
- 国民健康保険料の引き下げ
- 一人親・障害児家庭への児童育成手当増額
- シルバーパスの無料化と対象路線拡大
- コミュニティーバスの運行補助継続
- 中学校35人学級の拡大
- 朝鮮学校への補助金復活
- 補聴器購入費助成
- 有機フッ素化合物(PFAS)対策の検査
- 東京都平和祈念館の建設準備
- 美術館・博物館の入館料引き下げ
- 単身女性の実態調査
これらの施策は、都民の生活向上と福祉の充実を目指している。
組み替え案の背景と意義
池川友一・政策調査会長代理は、記者会見で以下のように述べた。
- 「小池百合子知事の予算案では、物価高騰対策が十分でない。」
- 「組み替え案は、物価高騰から暮らしを守り、全ての人に光を当てる内容となっている。」
また、組み替え案では、都税収入の増加を踏まえ、無駄な支出を削減し、都民の生活に直結する施策に重点的に予算を配分している。
都民への影響
今回の組み替え案が実現すれば、物価高騰による生活費の負担軽減や、福祉サービスの充実が期待される。特に、中小企業への支援や労働者の賃上げ助成は、地域経済の活性化にも寄与するだろう。