福島みずほ氏、長野の戦争遺構を視察 平和の尊さを次世代へ

2025-04-06 コメント投稿する

福島みずほ氏、長野の戦争遺構を視察 平和の尊さを次世代へ

戦争の記憶をたどる視察:福島みずほ氏ら、長野県の戦争遺構を訪問


社会民主党の福島みずほ党首は4月6日、五十嵐やす子板橋区議や西尾あや子鴻巣市議とともに、長野県内に残る戦争遺構を視察した。視察の目的は、戦争の悲惨さを学び、平和の尊さを次世代に伝えることだった。

松代大本営地下壕:歴史の暗部に触れる


最初に訪れたのは、長野市に位置する松代大本営地下壕。ここは太平洋戦争末期、本土決戦に備えて天皇や政府機関を移転させる計画のもと建設された地下施設である。地下壕は、朝鮮半島から強制的に連行された6000人の朝鮮人と4000人の日本人労働者が過酷な環境で工事を進めた場所だ。

現地を案内したのは、「朝鮮人犠牲者追悼碑を守る会」事務局次長の布目裕喜雄氏。布目氏は、朝鮮半島の人々が劣悪な環境下で強制労働に従事させられた歴史を説明し、「歴史の事実を曖昧にせず、次世代に伝えていくことが重要」と強調した。

登戸研究所平和資料館:秘密兵器の影を辿る


続いて訪れたのは、駒ケ根市にある登戸研究所平和資料館。ここは、戦時中に日本軍が本土決戦用の秘密兵器、缶詰爆弾や風船爆弾を開発していた施設である。

案内役を務めた池田幸代市議は、高校時代に平和学習でこの資料館を訪れた経験があり、「松代大本営と登戸研究所は、本土決戦に備えるという同じ目的でつながっている」と解説。施設は今も戦争の現実を伝え続けている。

満蒙開拓平和記念館:苦難の歴史と平和への願い


視察の最後は、下伊那郡阿智村にある満蒙開拓平和記念館。ここは1930年代から日本が旧満州(現・中国東北部)と内モンゴルへの入植政策を推進し、終戦時には多くの日本人が苦難を経験した歴史を伝える施設だ。

館長の寺沢秀文氏は、長野県から全国最多の3万7000人が開拓団として送り出された背景を説明。終戦後、ソ連軍の侵攻により多くの入植者が過酷な運命に見舞われた事実を語った。

平和の尊さを未来へ:福島党首の思い


視察を終えた福島みずほ党首は、「愚かな戦争のために、多くの人々が犠牲になった歴史を目の当たりにした。これらの戦争遺構は、未来に平和を伝える貴重な場所であり、歴史の教訓を次世代に伝えていくことが必要」と述べた。

さらに、戦後80年を迎える今年、社民党として全国の戦争遺構の保存活動を進め、平和のメッセージを広めていく考えを示した。

要点まとめ:

* 福島みずほ党首らが長野県内の戦争遺構を視察し、平和の尊さを再確認。
* 松代大本営地下壕では、強制労働の歴史を学び、過酷な環境での工事の実態を確認。
* 登戸研究所平和資料館で、本土決戦に備えた秘密兵器の開発拠点を訪問。
* 満蒙開拓平和記念館では、入植者の苦難と戦後の悲劇を学ぶ。
* 福島党首は戦争の教訓を未来に伝える活動を進める考えを表明。

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2025-05-15 14:37:35(藤田)

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