2025-03-25 コメント投稿する ▼
京都市、宿泊税引き上げ条例成立 観光税収の増加を見込み
■ 改正後の宿泊税税率
改正後の宿泊税税率は以下の通りである。
- 1人1泊6,000円未満:200円
- 6,000円以上2万円未満:400円
- 2万円以上5万円未満:1,000円
- 5万円以上10万円未満:4,000円
- 10万円以上:1万円
これまでの最高額は1泊5万円以上で1,000円だったため、上限額が大幅に引き上げられることになる。
■ 税収増加とその活用
改正後の宿泊税税収は年間約126億円を見込んでおり、これは2023年度決算の約52億円から大幅な増加となる。増加分の税収は、以下の目的に活用される予定である。
- 観光客の集中による市民生活への影響を緩和する「オーバーツーリズム」対策の強化
- 観光客と市民の安全・安心を守るための防災対策やインフラ整備
■ 背景と目的
京都市では、近年の観光客増加に伴い、観光地の混雑や市民生活への影響が問題となっていた。新たな宿泊税の引き上げは、これらの課題に対応し、持続可能な観光環境を整備することを目的としている。