世代間の分断より対話を――田村智子委員長と若者が語る“格差と共感”のリアルな現場

2025-04-29 コメント投稿する

世代間の分断より対話を――田村智子委員長と若者が語る“格差と共感”のリアルな現場

4月29日から始まった日本共産党(JCP)サポーター企画「デモクラシーウィーク」の一環として、5月4日夜に配信された「たむともチャンネル」では、田村智子委員長が若者3人と共に「世代間の格差」について対話を行った。この対話は、世代間の分断を乗り越え、共通の理解と連帯を築くことの重要性を再認識させる内容となった。

世代のラベルに対する違和感


対話の前半では、「そもそも世代とは何か?」をテーマに議論が展開された。参加者のミユキさんは、「ゆとり世代と言われるけれど、世代でくくられるのは嫌」と述べ、もりゆめさんも「ミレニアル世代だけれどピンとこない。Z世代はどんなことを考えているのかなど、他の世代はくくってしまう」と語った。黒田朝陽さんも「くくられるのは嫌だけど、自分も10代の子たちとの違いは感じる。携帯が当たり前だから、電話が苦手でメールですませるとか」と話した。田村氏は、自身の経験を交えながら、「携帯がない時、物語がいっぱいあった」と述べ、世代間の違いが壁を作るのではなく、物語として共有できる可能性を示唆した。


対立の背景にある社会構造


後半のテーマは「なぜ対立になってしまうのか」。もりゆめさんは、「祖母が迷惑をかけたくないので早く死にたいというのが切ない。自分は、祖母を高齢者とくくっていない」と語り、ミユキさんも「(年齢が違う集団を)くくりたくなるのが不思議」と述べた。田村氏は、「『抽象的な世代』になると壁ができてしまう」と指摘し、対立の意味を深め合った。もりゆめさんは、「一人一人が苦しいから、自分や自分に近しい人を守るために精いっぱいになる。苦しさの裏返し」と話し、黒田さんも「自己責任が自分の世代を表す言葉。自分の責任で追いきれない苦しさが、分断になっている」と語った。

政治の責任と対話の重要性


田村氏は、自身がさまざまな世代の人と関わった経験を振り返り、「その時代時代で政治の責任が問われなければいけないのに、世代対立にさせられていることに怒りを覚える」と述べた。トーク後、黒田さんは「自分の未来に展望が持てれば解決する問題。政治の展望を示すことが求められる」と語り、もりゆめさんは「一人一人に人生、ストーリーがある。みんなが自分らしくやりたいことができる社会になるといい」と述べた。ミユキさんは「それぞれの世代にポジティブな意見や誇りがあって、それがきけて楽しかった」と感想を述べ、田村氏も「対話のなかで深め合って考えていく」大切さを実感したと語った。


* 世代間のラベル付けに対する違和感が共有された。
* 対立の背景には、社会構造や自己責任論が影響している。
* 政治の責任と、対話を通じた理解の重要性が強調された。
* 個々の人生やストーリーを尊重する社会の必要性が示された。

この対話は、世代間の分断を乗り越え、共通の理解と連帯を築くための一歩となるものであった。今後も、異なる世代が対話を重ね、共に未来を築いていくことが求められる。

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2025-05-05 11:41:20(S.ジジェク)

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