2025-01-19 コメント投稿する ▼
共産党の苦境続く 田村委員長就任1年も党勢回復の妙手見えず
就任1年の成果と課題
田村氏は、「明るく元気に」をモットーに、党のイメージ刷新を図りました。
党機関紙「しんぶん赤旗」は、自民党の派閥による裏金事件をスクープし、東京地検特捜部の捜査につながりました。
しかし、2024年10月の衆院選では、共産党は10議席から8議席に減少し、党勢の低迷が続いています。
参院選に向けた戦略
2025年1月10日、党本部で第4回中央委員会総会を開催し、参院選での改選7議席を上回る8議席以上の獲得を目指す方針を決定しました。
若年層へのアプローチとして、SNSでの発信を強化し、「市民と野党の共闘の新しい発展」に努めるとしています。
野党共闘の課題
立憲民主党の野田佳彦代表が保守・中道路線に傾斜する中、共産党との溝が広がり、野党共闘の再構築は容易ではありません。
共産党は、与党と政策協議を行う日本維新の会や国民民主党とも距離を置いており、少数与党の状況下で野党共闘を進展させられるかが課題となっています。
田村委員長は、党勢回復と参院選勝利に向け、引き続き正念場を迎えています。