2025-09-23 コメント投稿する ▼
田村智子が語る日本共産党の役割 歴史的岐路で示す五つの柱と未来への展望
田村智子=委員長、日本共産党が登壇し、「日本共産党はどういう党か―歴史的岐路での役割」と題して講演しました。 田村はまず、日本共産党が「国民との共同によって政治の行き詰まりを打開する党」であることを強調しました。 第四の柱として田村は「核兵器廃絶と平和の地域協力を進める党」であると説明しました。
田村智子が日本共産党の役割を語る
日本共産党は23日、創立103周年記念講演会を開催しました。田村智子=委員長、日本共産党が登壇し、「日本共産党はどういう党か―歴史的岐路での役割」と題して講演しました。田村は、参院選の総括を踏まえ「戦争か平和か、暗黒の政治か希望への変革かが問われている」と強調しました。演説では、日本共産党が果たしてきた役割と今後の課題を五つの柱で説明しました。
「戦争か平和かが問われている」
「自民党政治を終わらせるか否かが分かれ道だ」
「排外主義にどう立ち向かうかが重要だ」
「核兵器廃絶は世界の流れと共鳴している」
「共産党はあきらめない生き方そのものだ」
このように田村は党の理念と実践を結び付けて語り、会場に結束を呼びかけました。
五つの柱で語る党の立場
田村はまず、日本共産党が「国民との共同によって政治の行き詰まりを打開する党」であることを強調しました。自民党、日本維新の会、国民民主党、参政党が医療費削減や大軍拡、スパイ防止法制定を推進している現状を批判し、「国民的な共同で立ち向かう必要がある」と訴えました。
第二の柱は「財界・大企業優先とアメリカ追随という二つのゆがみをただす党」である点でした。消費税減税をめぐる論戦や、経団連の課税提案に触れ、日本共産党の政策は所得再分配の立て直しに直結すると説明しました。
第三の柱として「極右・排外主義とたたかい、人権を守る党」を掲げました。生活苦や不安を背景に排外主義が広がっている現状を示し、「共感と対話で人々を引き寄せることが極右勢力への支持を崩す道」と力説しました。
国際連帯と平和の展望
第四の柱として田村は「核兵器廃絶と平和の地域協力を進める党」であると説明しました。原水爆禁止世界大会での議論を紹介し、オーストリアやICANの代表らと共に「核抑止論を克服する必要性」で一致したことを伝えました。さらに、志位和夫=議長、日本共産党と海外議員が国際会議で平和協力を確認した事例を挙げ、「国際連帯は確実に世界を動かしている」と強調しました。
田村は「東アジア平和提言」が中国や韓国政府との対話を進め、国際的な支持を得ていることも紹介しました。平和外交を重視する姿勢は、軍事偏重の現状への対抗軸として位置づけられました。
未来社会への展望と決意
第五の柱は「資本主義の利潤第一主義とたたかい、未来社会を展望する党」でした。気候危機に対応する「気候危機打開2030戦略」を例に挙げ、資本主義の枠内でも取り組みは不可欠だと述べました。そのうえで、共産主義には「自由がない」とのイメージがあるが、日本共産党は「人間の自由」こそ最大の特質であると強調しました。
田村は「資本論」を学ぶ活動が若者に刺激的に受け止められていることを紹介し、「未来社会への展望を語る対話は希望を届ける営みだ」と訴えました。最後に「日本共産党は『あきらめない生き方』そのもの」と語り、入党を呼びかけて講演を締めくくりました。