2025-08-11 コメント投稿する ▼
玉木雄一郎代表、橋下徹氏に「好き勝手言わないで」 全権財務大臣案にも苦言
玉木雄一郎代表、橋下徹氏に苦言「コメンテーターの地位で好き勝手言わないで」
国民民主党の玉木雄一郎代表が11日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演し、政局や連立の可能性について語った。番組は衆参両院で与党が少数派となった現状を踏まえ、ポスト石破や野党連携をテーマにした生質問スペシャルとして放送された。
ポスト石破の連立候補について名前を挙げる質問が相次いだが、玉木氏は「みなさん優秀」と応じ、特定の人物への評価は避けた。一方で、日本維新の会との関係に話題が及ぶと、同党の創設者である橋下徹氏について触れ、「橋下さんとよく番組でご一緒するんですけど、もうチャチャ入れるんでやめてほしいと言ってるんです」と笑いを誘った。
橋下氏の“全権財務大臣案”に反応
橋下氏は最近のテレビ番組で、自民党内の複数のポスト石破候補が、玉木氏を「年収の壁178万円引き上げ」を推進する人物として評価し、「全権財務大臣」を任せたいとの私案を持っていると発言。また、日本維新の会の副首都構想推進の一環として、吉村洋文代表を総務大臣に起用する構想にも言及していた。
これに対し玉木氏は、「政局に絡むんだったら、自分が早く戻ってきてほしい。コメンテーターの地位で好き勝手言わないでくれ」と直接伝えたことを明かした。司会の青木源太アナが「その発言をした番組、この番組なんですけど」と返し、スタジオは笑いに包まれた。
「玉木さん、かなり本音を出したな」
「橋下さんは自由すぎる」
「テレビで政局を動かすのはどうかと思う」
「こういう軽口も政治の一部かも」
「面白いやりとりだったけど裏は深い」
維新との連携をめぐる駆け引き
玉木氏は維新との野党連携について明言を避けながらも、個別政策では一致点も多いと指摘。特に経済政策や地方分権では協力の余地があるとの認識を示したが、「連立」という形になるかどうかは現段階で判断できないと述べた。
一方、橋下氏のような外部からの提案や挑発は、政局の流れを変える要素となり得るが、玉木氏は「政治は現場で汗をかく人が決めるべき」と強調。コメンテーターが発言力を持ちすぎることへの懸念をにじませた。
政局の行方と玉木氏の立ち位置
与党が少数派となった国会情勢の中で、国民民主党は連立のカギを握る存在として注目度が増している。玉木氏は石破政権との連立にも含みを残しつつ、政策優先の姿勢を繰り返し強調した。
今回のやり取りは、政治家とコメンテーターの距離感、そしてメディア発言が政局に及ぼす影響を象徴する場面となった。橋下氏の発言は単なる冗談の域を超え、政治的なメッセージとして受け止められる可能性もあり、今後の連立協議や野党再編の議論に微妙な影響を与えるかもしれない。