2025-04-24 コメント投稿する ▼
玉木代表「逃げずに年金改革を」 石破首相に法案提出を要求、氷河期世代対策が焦点に
玉木代表、年金改革法案の提出を強く要求
国民民主党の玉木雄一郎代表は4月24日、自身のSNSで、年金制度改革法案の国会提出を政府与党に改めて求めた。前日の党首討論で石破茂首相に対し、就職氷河期世代の年金問題に真剣に取り組むよう要請したことを受けての投稿である。
玉木氏は、「就職氷河期世代は、若い頃に正規の職に就けず、厚生年金に加入していない人も多く、年金の保険料を十分に払えていない人も多くいる」と指摘。さらに、「当面の厚生年金額が減ることを懸念し、参院選への影響をおそれた自民党は、法案提出を先送りにしてきた」との見方を示した。
その上で、「改革案の中身に賛否両論はある。しかし、法案を提出しなければ議論すらできない。今のままでは、問題が先送りされるだけで、基礎年金額は減り続け、生活保護以下の水準にまで落ち込む」との懸念を示した。
玉木氏は、「石破首相が就職氷河期世代対策に本気で取り組むなら、年金対策にも真剣に取り組むべきだ。その試金石は、マクロ経済スライドの見直しを含む年金改革法案を国会に提出するかどうかだ」と述べ、「逃げることなく、年金改革法案を国会に提出し、堂々と議論すべきだ」と求めた。
就職氷河期世代の年金問題
就職氷河期世代は、1990年代後半から2000年代初頭にかけての厳しい就職環境の中で、正規雇用に就けなかった人が多く、結果として年金保険料の納付が不十分なケースが多い。これにより、将来的に受け取る年金額が少なく、老後の生活が不安定になる可能性が指摘されている。
年金制度改革の必要性
現在の年金制度は、少子高齢化の進展により、持続可能性が問われている。特に、マクロ経済スライドの見直しや、基礎年金の底上げなど、制度全体の改革が求められている。玉木氏は、これらの課題に対して、政府が真剣に取り組むべきだと主張している。
- 玉木代表は、年金制度改革法案の国会提出を政府与党に強く求めた。
- 就職氷河期世代の年金問題に対する真剣な取り組みを求めている。
- 年金制度の持続可能性を確保するため、マクロ経済スライドの見直しなどの改革が必要とされている。
- 政府は、選挙対策ではなく、実効性のある政策を講じるべきだと指摘している。