2025-04-13 コメント投稿する ▼
名古屋で「愛知こくみん政治塾」開講 国民民主が候補者発掘に本腰
この政治塾は、政策づくりから選挙実務まで、政治の現場で必要となる知識や経験を学ぶことができるプログラムだ。前回は定員30人だったが、今年は関心の高まりを受けて定員を50人に拡大。20代から60代まで、さまざまな経歴を持つ受講者が集まった。
なぜいま“政治塾”なのか
背景には、昨年の衆議院選挙での苦い経験がある。国民民主党は比例代表の東海・北関東ブロックで議席を獲得しながら、候補者が足りなかったため、3議席を他党に譲らざるを得なかった。「もったいない」という声は党内外にあがり、次の選挙では同じ轍を踏まないよう、早期に候補者を育てていく方針だ。
政策立案からディスカッションまで
塾は全7回で、講義は土日を中心に実施される。講師には国民民主の国会議員や地方議員に加え、外部からも専門家を招く。エネルギー政策や食料・農業、教育のICT化、安全保障など、今の政治が直面するリアルなテーマを扱い、受講者同士のグループディスカッションも行うという。
受講料は一般が2万円、学生は5,000円。講義後に小論文を提出し、修了者には選挙へのチャレンジに向けた支援も検討されている。
「国を動かすのは、現場の声」
玉木代表は講義の中で、「変化はいつも地方から起こる。日々の暮らしの中で問題意識を持っている人が政治に関わることで、国の政策も変わっていく」と語った。国民民主党としても、2027年の統一地方選に向けて地元密着型の候補者を増やし、現場の声を国政に届ける体制を整えたい考えだ。
- 名古屋で「愛知こくみん政治塾」第2期が開講
- 玉木代表が「一緒に変えていこう」と訴え
- 定員は昨年より20人増の50人に
- 政策と選挙実務を学ぶ全7回の講義
- 2024年の衆院選で候補者不足、対応急ぐ
- 修了者には選挙支援も視野
- 地方から国を変える担い手の育成が狙い
国民民主党の“政治塾戦略”が、今後の地方政治や国政にどのような影響を与えていくのか。塾生たちの今後の動きにも注目が集まる。