2025-10-15 コメント投稿する ▼
玉木雄一郎氏が維新に不信感「自民とやるなら最初から言って」連立協議
立憲民主党、維新、国民民主の3党は首相指名選挙で統一候補を目指して協議していた最中の出来事で、玉木氏は「自民党とやるなら最初から言ってよという感じだ」と不満を漏らしました。 維新が掲げる企業・団体献金の廃止について、玉木氏は厳しい言葉を投げかけました。
前から決まっていた密約疑惑
玉木氏は配信で「統一候補を目指して真剣に議論してもらうと思ったが、自民党と連立で握ることが決まっていたのか。なんか二枚舌みたいな感じに扱われて、残念だ」と率直に語りました。維新の吉村洋文代表は2025年10月16日に始まる政策協議で合意すれば、首相指名選挙で高市早苗氏に投票する考えを示しています。
玉木氏は「協議が成り立てば高市さんと書くということで、聞くところによれば前から決まっていたらしい」との見解を披露しました。その上で「それはそれで党の考えでいいが、だったら早く言ってよという感じだ」と重ねてこぼしました。
「維新は結局、権力にすり寄るのか。失望した」
「維新って103万円の壁スライドも邪魔したからな」
「玉木さんの怒りはもっともだよ。だまし討ちみたいなもんじゃん」
「政治家なんてみんなこんなもん。言ってることとやってることが違う」
「維新からは議員がどんどん離脱している。つまりそういう事」
国民民主は連立に距離を置く方針
国民民主も自民から連立も視野に入れた連携を打診されています。しかし玉木氏は「維新が加わるなら、われわれが連立に加わる必要もなくなった。政策本位で各党とやっていきたい」と述べ、連立協議には距離を置き、政策ごとに連携する部分連合を採用する考えをにじませました。
維新が掲げる企業・団体献金の廃止について、玉木氏は厳しい言葉を投げかけました。維新は過去に国民民主に対して企業・団体献金の廃止を強く求めた経緯があります。玉木氏は「われわれに非常に強く迫ってきた。自民党にも迫って飲ませれば連立を組む意味はあるし、歴史的な成果だ」と述べた上で、「企業・団体献金の禁止をないがしろにして連立を組んだり、高市氏を首相指名で書いたりすることはないと信じている」と牽制しました。
副首都構想より減税が国民の声
維新が掲げる副首都構想については「多くの国民には関係ないし、求められていない」と一刀両断しました。玉木氏は「手取りを増やす、税負担を減らす、ガソリンの税金を安くすることに国民はやってもらいたいと思っている」と主張しました。
その上で「われわれはぶれずに政策本位で政策を前に進めるということで、一致できる所は協力していく」と強調し、高市氏に対しては「野党の意見も聞いてより良い政策にしてほしい」と語りました。
公明党が自民党との連立を離脱したことで、政局は混迷の度を深めています。自民党は維新や国民民主との連携を模索していますが、各党の思惑が複雑に絡み合い、首相指名選挙の行方は予断を許しません。玉木氏の発言は、野党間の不信感と政界再編の難しさを浮き彫りにしました。