2025-10-11 コメント投稿する ▼
国民・玉木氏「現在の立民とは組めない」発言が示す野党協調の壁
国民民主党代表の玉木雄一郎氏は11日、大阪市で記者団に対し、首相指名選挙での野党候補一本化に関して、立憲民主党とは基本政策で隔たりが大きいと述べ、「現在の立民とは組めない。 玉木氏は、立民と4月に交わした基本政策合意に触れ、「原発やエネルギーなど、合意できていない重要分野がある」「私が求めているものとはレベルが違う。
玉木雄一郎代表、「現在の立民とは組めない」と明言
国民民主党代表の玉木雄一郎氏は11日、大阪市で記者団に対し、首相指名選挙での野党候補一本化に関して、立憲民主党とは基本政策で隔たりが大きいと述べ、「現在の立民とは組めない。基本政策が違う」と強調した。
玉木氏は、立民と4月に交わした基本政策合意に触れ、「原発やエネルギーなど、合意できていない重要分野がある」「私が求めているものとはレベルが違う。本質から逃げた文章だ」と厳しい批判も加えた。
立民側の反応と応答
一方、立憲民主党の野田佳彦代表は、東京MXテレビ番組で「違いばかり主張するのではなく、一致点を見つけて政権をつくるべきだ」と語った。
加えて、立民幹事長の安住淳氏は仙台市で「既に連合を交えてまとまっている。今さら何をどうしろという話にはならない」と述べ、再調整の余地を否定的に見ている。
政策の隔たりと協調の難しさ
玉木氏が指摘する最大の隔たりは、安全保障政策とエネルギー政策だ。立民側の「脱原発・再生可能エネルギー重視」の路線は、国民党側が重視する電力安定性や現実的エネルギー供給の視点と必ずしも一致しない。
また、連合組織を交えた基本政策合意においても、玉木氏は「原発や再エネにおける条項は曖昧で、本質に踏み込んでいない」と評しており、言葉だけの合意では政策志向が異なるとの主張を示している。
SNS上の声も割れる
「両党が本気で政策を議論してほしい」
「立民と国民は理念で違うのは当然だ」
「一本化を叫ぶ前に中身を示せ」
「野党共闘も理想論だけじゃ動かない」
「玉木氏の言うことも一理ある」
これらの声には、野党共闘の期待を抱く層と、政策の実効性を重視する層の両方が混在していることがうかがえる。