2025-01-19 コメント投稿する ▼
玉木雄一郎氏、PB悪化の真因を指摘:メディアに正確な報道を求める

玉木雄一郎氏のXポストに対する分析:プライマリーバランス(PB)の悪化とその真相
一部のメディアは、2025年度のプライマリーバランス(PB)の悪化を国民民主党(国民民主党)の責任であるかのように報じていますが、玉木雄一郎氏はその見解を否定しています。玉木氏は、PB悪化の実際の原因とメディア報道の誤解を指摘しています。
税収の上振れとPBへの影響
玉木氏の指摘によると、2025年度の税収は昨年7月の予測に比べて約2.1兆円の上振れが見込まれています。これにより、年収103万円から123万円への引き上げによる約0.7兆円の減収を十分にカバーすることができ、税収の増加がPBの悪化を相殺しています。
最大の悪化要因:2024年度補正予算の影響
玉木氏は、PB悪化の最大の要因は、石破内閣が編成した2024年度補正予算のうち、約5.8兆円分の執行が2025年度に持ち越されたことだと指摘しています。この持ち越しにより、2025年度の歳出が増加し、PBが悪化したのです。玉木氏は、もし補正予算が早期に編成されていれば、2025年度の歳出増加を防げた可能性があると述べています。
当初予算ベースでのPB改善
玉木氏によれば、当初予算ベースで見ると、2024年度から2025年度にかけて、国のPBは8.8兆円の赤字から0.8兆円の赤字に改善され、1年間で8兆円の改善が達成されています。これが示すのは、税収の増加と歳出の抑制が効果的に働いた結果であり、予算編成の工夫が改善をもたらしたことです。
メディアへの問題点
玉木氏は、メディアに対して数字の中身を詳細に分析し、正確な情報を報じることを求めています。特にPBの悪化要因を正確に把握し、誤った情報を流さないようにすることが重要だと強調しています。
玉木雄一郎氏のXポストを通じて明らかになったのは、2025年度のPB悪化は主に2024年度補正予算の影響によるものであり、国民民主党の責任ではないということです。メディアはその背景を十分に理解し、正確な報道を行うべきだという玉木氏の主張に耳を傾ける必要があります。