2025-03-12 コメント投稿する ▼
宮城県知事、選択的夫婦別姓導入に慎重姿勢:賛否両論を尊重
■賛否両論に慎重な対応
村井知事は、選択的夫婦別姓に対する賛成と反対の意見がそれぞれ存在することを認め、「どちらの意見も聞いて、最終的に国民が納得できる形で結論を出してほしい」と強調した。導入された場合、子供たちが兄弟姉妹で姓が異なることへの懸念も指摘されているが、知事は「そのような事態が起こる可能性もある」としつつも、「少子化が進む中で後継ぎ問題も含めて良い面、悪い面が出てくるかもしれない」と述べた。
■個人的な意見は控えめに
また、「自分が結婚する場合、どの制度を選ぶか」という質問には、「その時の制度に従います」と答え、賛否を明確にしなかった。
■議論の先にある課題
選択的夫婦別姓を巡っては、個人の尊厳や多様な家族形態の尊重を訴える賛成派と、伝統的な家族の形を守るべきだという反対派の間で意見が分かれている。村井知事は、この複雑な問題について、慎重に議論を重ねていくべきだという立場を示した。
今後は、社会全体での議論が深まることが求められ、制度の導入がどのように実現されるかが注目される。特に少子化に伴う後継ぎ問題や、現代の家族の多様性をどのように制度設計に反映させるかが重要な課題となるだろう。