2025-11-17 コメント投稿する ▼
佐藤正久「ヒゲの隊長」が高市首相台湾有事発言を全面支持、中国圧力に「絶対撤回するな」
佐藤正久氏は2025年11月15日のXで、「絶対に日本の安全に関わり間違っていない総理発言は絶対に撤回してはならない」と中国側の圧力に屈しないよう強く求めました。 佐藤氏はこの投稿で、台湾が長年にわたって同じような威嚇や圧力にさらされてきたことに言及し、「確かに台湾からすれば、このような不当な中国の圧力は日常茶飯事」と分析しています。 一方で佐藤氏は、外交的解決への期待も示しています。
安全保障の重鎮「ヒゲの隊長」が高市首相支持を明言
佐藤正久氏が台湾有事発言撤回に強く反対、外交調整に期待も示す
高市早苗首相の台湾有事に関する答弁が日中間の外交問題に発展する中、安全保障分野の重鎮として知られる「ヒゲの隊長」こと佐藤正久前参議院議員が強い支持を表明しました。元陸上自衛官で外務副大臣を歴任し、イラク先遣隊長やゴラン高原派遣輸送隊長などの豊富な現場経験を持つ佐藤氏の発言は、政界に大きな影響を与えています。
中国の圧力に屈するなと強く訴え
佐藤正久氏は2025年11月15日のXで、「絶対に日本の安全に関わり間違っていない総理発言は絶対に撤回してはならない」と中国側の圧力に屈しないよう強く求めました。佐藤氏はこの投稿で、台湾が長年にわたって同じような威嚇や圧力にさらされてきたことに言及し、「確かに台湾からすれば、このような不当な中国の圧力は日常茶飯事」と分析しています。
また佐藤氏は、中国からの訪日客減少について「日本に来る中国人は減るだろうが、冷静に考えれば、これまでもそうだが、短期的な物になりがち。逆に今のインバウンドは多すぎるのが実態の市町も」と冷静な見方を示し、中国の圧力に過度に動揺する必要はないとの立場を明確にしました。
「高市首相の発言は日本の安全保障にとって正しい判断だ」
「中国の威嚇に屈してはいけない、台湾は長年この圧力と戦っている」
「インバウンド頼みでは国の安全は守れない」
「外交的解決も重要だが、まず毅然とした姿勢が必要」
「安全保障は国家の根幹、妥協すべき領域ではない」
金井局長の「マジック」に期待
一方で佐藤氏は、外交的解決への期待も示しています。外務省の金井正彰アジア大洋州局長が2025年11月17日、高市首相の答弁を巡る中国側との協議のため北京に向けて出発したことに対し、「金井マジックにも期待」と調整手腕への信頼を表明しました。
佐藤氏は金井氏について、「佐藤もよく知る彼だが、昔から難しい局面には必ず金井氏がいて結果を出してきた」「彼は絶対に媚びを売ったり、諂わない男だ」と高く評価しています。さらに「今回、外交的に本問題を議論するのはある意味いい事」として、対話の重要性も認めています。
中国の激しい反発と外交的緊張
高市首相の発言に対する中国の反発は激化しており、中国政府は金杉憲治駐中国大使を呼び出して答弁の撤回を求め、自国民に日本への渡航自粛を呼びかけている状況です。特に問題となったのが、中国の薛剣駐大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬のちゅうちょもなく斬ってやるしかない」とXに投稿したことで、外交官としては極めて不適切な発言として批判を浴びています。
金井氏は中国外務省の劉勁松アジア局長と11月18日に会談する方向で調整しており、答弁は従来の日本政府の立場を変えるものではないと説明し、理解を求める見通しです。
存立危機事態の重要性と現実的対応
存立危機事態とは、日本と密接な関係にある他国が武力攻撃を受け、日本の存立が脅かされ、国民の生命に明白な危険がある状況を指し、事態の認定は日本が集団的自衛権を行使して攻撃を受けた国とともに反撃する前提となります。佐藤氏の支持表明は、現実的な安全保障政策の必要性を訴えるものといえるでしょう。
佐藤氏は過去にも「台湾有事の際、退避する航空機の到着地は、おそらく日本になる」と指摘しており、台湾情勢が日本の安全保障に直結するとの認識を示しています。今回の高市首相への支持も、こうした現実的な危機意識に基づくものと考えられます。