2025-08-30 コメント投稿する ▼
「ヒゲの隊長」佐藤正久氏、石破首相の「しめつけ体質」を批判 落選後も存在感
「ヒゲの隊長」佐藤正久氏、石破首相の手法に苦言
元陸上自衛官で「ヒゲの隊長」として知られる佐藤正久氏が30日、情報番組に出演し、石破茂首相の政治姿勢に言及した。自民党総裁選の前倒しをめぐる意思確認が「記名式」で実施されることについて、「いやらしさは、今回の“しめつけ”と似ている」と強い表現で批判した。
佐藤氏は、防衛大臣時代の石破氏のエピソードに触れ、「もめごとからは逃げようとする責任回避の気質がある」と指摘。石破政権下で党内統制が強まる現状と重ね合わせ、「記名式による意思確認は議員の自由を奪い、党の健全な議論を損なう」と語った。
「ヒゲの隊長らしい率直な発言だった」
「党内で物が言いにくい空気を代弁してくれた」
「記名式はまるで圧力の象徴」
「自由な議論が失われれば国民も離れる」
「落選しても発信を続ける姿勢は頼もしい」
SNS上でも「落選後も国政に声を上げ続ける姿勢」を評価する意見が多く見られた。
参院選落選後も存在感を維持
佐藤氏は今年7月の参院選で自民党比例代表から立候補したが落選。しかし、元自衛官としての経験を背景にした安全保障論や防衛政策に関する発言は依然として注目されている。テレビやネットを通じた発信も積極的に行い、与党内部の矛盾を指摘する姿勢は「党内の良識派」として一定の支持を得ている。
今回の発言は、党内改革や自由な議論を求める層に響いており、議員職を離れても影響力を持つ存在感を改めて示した。
安全保障論から党改革論へ
「ヒゲの隊長」として自衛隊員から信頼を集めた佐藤氏は、これまで防衛政策や安全保障問題を中心に発言してきた。だが今回のコメントは、党の意思決定や統治手法そのものに踏み込んだものだ。
石破政権の「しめつけ」に対し、佐藤氏は「現場感覚」からくる危機感を表明した形であり、党内の空気に従うよりも国民目線での政治を重視する姿勢を示した。この「率直さ」は支持層から評価される一方、党執行部にとっては耳の痛い指摘となる。
佐藤正久氏が映す自民党の課題
佐藤氏の発言は、石破政権が抱える統治スタイルへの疑問を浮き彫りにした。総裁選の前倒しをめぐる「記名式」の実施は、党内の緊張を高める一因となっている。佐藤氏が批判した「責任回避」や「しめつけ」の構造は、党改革の遅れや自由闊達な議論の欠如を象徴する。
落選後も「国益のためなら発信を続ける」との姿勢を崩さない佐藤氏は、政界の内外に向けて存在感を示しており、その発言が自民党の進路を考える上で一石を投じたことは間違いない。
佐藤正久氏の率直な発言が突きつける自民党の未来
佐藤正久氏は、石破首相の「責任回避の気質」と「しめつけの手法」を指摘することで、自民党の統治構造に警鐘を鳴らした。安全保障に強い元自衛官としての現場感覚に裏打ちされた発言は、落選後もなお存在感を失わず、むしろ「自由に語れる立場」だからこその重みを増している。党内民主主義を守れるか否か、佐藤氏の指摘は自民党の未来を占う試金石となる。