2025-10-06 コメント投稿する ▼
山口那津男氏、東大で中国留学生と交流 日中友好と信頼の架け橋へ
これからも交流を深めたい」と語りました。 山口氏は、こうした信頼の積み重ねが半世紀にわたり続く日中友好の礎になったと語り、「国交正常化に汗を流した政党として、皆さんとの交流をさらに深めたい」と呼びかけました。 山口氏は学生たちの熱意を受け、「皆さん一人ひとりの努力が、未来の外交を支える力になる」と語りかけました。
日中の絆を未来へつなぐ大学交流
公明党の山口那津男常任顧問は10月6日、東京都文京区の東京大学本郷キャンパスを訪れ、中国留学生学友会(会長・王秋羽氏)の交流会に出席し、学生たちと懇談しました。会場は笑顔と拍手に包まれ、国境を越えた交流の温かさがあふれていました。
王会長は冒頭、「きょうは中国の中秋節。家族と過ごす特別な日です」と紹介し、「公明党の皆さんは、私たちにとって家族のような存在です。これからも交流を深めたい」と語りました。中国では中秋節は家族の団らんを象徴する日であり、同じ時間を日本の友人たちと過ごせたことへの感謝が述べられました。
国交正常化の原点を次代に伝える
山口氏は、1972年の日中国交正常化の歴史を振り返り、「当時、公明党の先人たちは、創価学会の池田大作会長の平和提言を基盤に、両国の橋渡し役として尽力した」と強調しました。冷戦の緊張が続く中でのこの外交的転換は、民間対話と信頼醸成が政治を動かす力となった象徴的な出来事でした。
「池田会長の提言がなければ、今の日中関係の土台はなかった」
「政治的な立場を超え、平和を求めた姿勢に学ぶべきだ」
「日中が互いに敬意を持てば、対立ではなく共生が可能になる」
「若者が信頼の懸け橋になってほしい」
「文化と友情の積み重ねこそが本当の外交だ」
山口氏は、こうした信頼の積み重ねが半世紀にわたり続く日中友好の礎になったと語り、「国交正常化に汗を流した政党として、皆さんとの交流をさらに深めたい」と呼びかけました。
学生たちが描く「新しい友好」
交流会では、留学生たちが日本での学びや研究活動を報告しました。「言葉の壁を越えて互いの考えを理解したい」「社会課題を一緒に考える場を増やしたい」など、若者らしい前向きな発言が相次ぎました。
山口氏は学生たちの熱意を受け、「皆さん一人ひとりの努力が、未来の外交を支える力になる」と語りかけました。学術研究や市民交流など、草の根レベルの協力こそが政治の土台を支えるとの考えを示しました。
この日の会合は、政治家と留学生が直接語り合う貴重な機会となりました。参加者の一人は、「国レベルの関係には緊張もあるが、人と人の信頼は揺るがない」と語り、拍手が広がりました。
草の根外交がもたらす平和の可能性
国際関係が揺らぐ中で、民間交流の重要性は増しています。特に日中関係では、政治的摩擦が報じられる一方で、学生や市民レベルでは友情と相互理解が深まっています。こうした動きを支える政治的後押しが不可欠です。
山口氏は「未来のアジアは、競争ではなく共生の地域として発展すべきだ」と述べました。公明党がかつて掲げた「日中平和友好の精神」を再確認し、教育・文化・環境などの分野で交流を広げることを約束しました。
政治的思惑や対立を越えて、若者が信頼を築く。その小さな一歩が、平和の大きな流れにつながるという確信が、会場全体を包みました。