2025-07-04 コメント投稿する ▼
自民・武見敬三氏「有事に備え国を守る覚悟を」 東京から健康長寿と安全保障のモデルを築く
“平時から有事へ” 緊迫の国際情勢に「自民党だけが覚悟ある」
参院選東京選挙区に立候補した自民党の武見敬三氏が、街頭演説で力強く訴えた。「世界は今、平時から有事に変わりつつある。軍事力で現状を変えようとする国々が日本の近くに多数存在している。そうした中で、自分たちの国をしっかりと守る覚悟を持っている政党は自民党しかない」。
防衛力の強化や国際安全保障に対する日本の姿勢が問われる中、武見氏は「覚悟」をキーワードに、他の政党との違いを鮮明にした。単なる「専守防衛」から一歩進んだ“戦略的自立”への転換を訴える姿勢は、危機意識の高い有権者層に響いている。
「自分の国は自分で守る、当たり前の話なのに他党は曖昧すぎ」
「今の情勢を見て“平和だけ唱えていればいい”って言ってられない」
「現実を見てる政治家の言葉だった」
「抑止力と外交の両立、ちゃんと考えてる感じがした」
「武見さんの言葉には経験の重みがある」
「健康長寿の社会を東京から」超高齢化に挑む構想
一方で、武見氏が重視するもう一つの柱は「活力ある健康長寿社会」の実現だ。厚生労働相として岸田内閣に参画した経験を背景に、特に東京という大都市における“異次元の高齢化”への危機感を示した。
「東京でこれから10年かけて、活力ある健康長寿社会を築くことができれば、日本は、東京は世界の見本になる」と語った武見氏。高齢化はもはや課題ではなく、挑戦と成長のチャンスに転換すべきという明快なメッセージは、医療や福祉分野に関心を持つ世代に訴求力を持つ。
介護・医療費の増大、医療人材不足、孤独死、老老介護といった現実的な課題に対し、「元気に年を重ね、社会に参画し続けられる仕組みを整える」ことが、国家存続の鍵だという考えに基づいている。
「東京から日本を変える」ベテラン政治家の現実主義
武見氏は、外交、安全保障、福祉、医療と幅広い政策分野に精通するベテランだが、今回の選挙ではとりわけ「現実を直視する政治」を強調している。理念よりも具体性、理想よりも実行力を前面に出し、「東京から日本を変える」という強い決意を語っている。
その根底には、「世界の最前線に立つ東京だからこそできることがある」という自負がある。超高齢社会への対応だけでなく、外国人との共生や都市インフラ、パンデミックへの備えなど、グローバル都市・東京にふさわしい政策の立案が求められている中で、武見氏の安定感と実績への信頼は根強い。
また、医療・福祉の専門家としてのバックグラウンドも、単なる票集めの候補ではない「政策の担い手」としての存在感を際立たせている。
“外交・安保と高齢化”の両立が日本の未来をつくる
今回の武見氏の演説は、外交・安全保障という「国家の骨格」と、医療・福祉という「暮らしの土台」の両面をバランスよく語るものだった。どちらかに偏るのではなく、国民の命と生活を同時に守るための現実主義的ビジョンが、今の日本政治に求められている。
参院選という節目で、経験ある政治家が示すこうした“国家と個人の両立”を軸とする構想が、どこまで浸透するかが注目される。