2025-11-23 コメント: 1件 ▼
武見敬三元議員「東京選挙区で企業献金禁止は無理」発言に阿川佐和子が「なんで?」連発
元自民党参議院議員の武見敬三氏が2025年11月23日にテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」に出演し、企業・団体献金の禁止について「東京選挙区なんて無理だよ」と発言したことが注目を集めています。 吉村代表は「維新は企業・団体献金を禁止している。 阿川氏が「なんで? さらに阿川氏が「なんで?
企業献金禁止「東京選挙区なんて無理」元自民議員の本音発言が波紋
元自民党参議院議員の武見敬三氏が2025年11月23日にテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」に出演し、企業・団体献金の禁止について「東京選挙区なんて無理だよ」と発言したことが注目を集めています。番組司会の阿川佐和子氏から「なんで?」と何度も追及される場面があり、政治とカネの問題を巡る政治家の本音が露呈した形となりました。
維新代表の発言に反発、「金がかかる」と率直な反応
この日の番組には日本維新の会の吉村洋文代表もゲストとして出演し、維新と自民党の企業・団体献金に対する考え方の違いが話題となりました。吉村代表は「維新は企業・団体献金を禁止している。高市総理の任期中にやると考えている」と述べましたが、武見氏は即座に「東京選挙区なんて無理だよ」と言い放ちました。
阿川氏が「なんで?」と質問すると、武見氏は「カネかかるから」と率直に回答しました。さらに阿川氏が「なんで?」と重ねて問うと、武見氏は「それは、ずーっとポスターを貼るのだって」と説明しました。
これに対し阿川氏は「貼らなきゃいいじゃん」とバッサリと切り捨て、長谷川ミラ氏も「SNSが広まった時代にポスターいるの?って」と追随しました。
政治活動の必要性を強調するも透明性不足を反省
武見氏は「ポスター貼らなかったら落選するんだよ」と反論し、「その仕組みを全部活用するために、普段からの政治活動は絶対大事。いろいろSNSあったとしても、インパーソン、人と人との人間関係作りながら、政治の基本作るのは変わらない」と政治活動の必要性を訴えました。
「政治にお金がかかるのは仕方ないけど、もっと透明にしてほしい」
「企業献金って結局は企業の利益のためだよね」
「武見さんの発言聞いてて、政治家ってやっぱりお金のことばっかりなんだなって思った」
「ポスターなんて今どき必要ないでしょ、時代遅れすぎ」
「東京の選挙ってそんなにお金がかかるんですね、知らなかった」
しかし大竹まこと氏が「透明性がなかったからここまでの不信感を招いたんであって」と指摘すると、武見氏は「反省!」と大声を出し「反省してる、それは」と述べました。
企業献金を巡る政党間の立場の違いが鮮明に
番組では企業・団体献金を巡る政党間の立場の違いが浮き彫りになりました。日本維新の会は企業・団体献金を全面禁止としており、吉村代表は実際にこの方針を党で実践していると強調しました。一方、自民党は企業・団体献金を受けることは悪いことではないとしており、重要なのは透明性を図ることだとしています。
武見氏は2025年7月の参議院選挙で東京選挙区から出馬しましたが落選し、政界引退を表明しています。元厚生労働大臣で参議院議員会長も務めた重鎮の落選は、自民党にとって大きな打撃となりました。
維新と自民の連立協議でも企業献金問題は棚上げ
現在、日本維新の会と自民党は連立協議を進めていますが、企業・団体献金の問題については事実上棚上げされている状況です。吉村代表は当初、企業・団体献金の禁止を連立の条件として掲げていましたが、最近では「一歩でも二歩でも前に進めたい」と表現を和らげています。
企業・団体献金の問題は、国民の政治不信の根幹にある重要な課題です。武見氏の発言は政治活動にかかる費用の現実を率直に示したものですが、同時に政治家と企業の関係についての根本的な問題提起ともなりました。今後、この問題がどのように扱われるかが注目されます。