2025-02-13 コメント投稿する ▼
奈良県のK-POP交流イベント、予算縮小で規模縮小 山下知事「SA級・B級に達しない可能性」
イベント規模の縮小
・当初、奈良公園の屋外ステージで9000人規模の無料コンサートを予定していたが、県議らの支出額縮減の要請を受け、再検討の結果、奈良市内の屋内ホールで1500人規模に縮小する方針が決定された。
・忠清南道側との協議の結果、屋内開催の場合、出演できるK-POPアーティストは2~3組となり、具体的な出演者はまだ決まっていない。
出演者のランクと無料開催の方針
・山下知事は「1500人規模であればSA級、B級のレベルは難しい。ひょっとしたらB級くらいは来てくれるのかもしれない」と述べた。
・忠清南道側が提示したSA級のK-POPアーティストとして、9人組ガールズグループ「TWICE」や5人組ガールズグループ「ILLIT(アイリット)」の名前が挙げられた。B級としては、男性8人組「LUN8(ルネイト)」や6人組ガールズグループ「SECRET NUMBER(シークレットナンバー)」が含まれる。
・無料開催の方針は維持され、山下知事は「SA級やB級ではないので、あまりお金を取るのもどうかと思う」と説明した。
・出演するプロのアーティストについては「韓国の方を予定している」とし、日本人アーティストを招く予定はないとした。
イベントの意義と批判の声
・山下知事は「未来志向で両国の安定的な発展を遂げていくためには、若い世代の交流と相互理解が必要だ」と強調し、「多くの若者が日韓音楽交流イベントに参加することで、日本の若者の韓国に対する理解が深まるのではないか。大変意義深い事業だ」と語った。
・一方、山下知事が会見で「SA級」「B級」などの表現を繰り返したことについて、奈良県町村議会議長会の新沢良文会長(高取町議)は「格が落ちると言いたいのだろうが、アーティストに対して失礼な話だ」と疑問視した。
・山下知事は以前、X(旧ツイッター)に「新たな提案をすれば、『あーだこーだ』とイチャモンを言ってくる人がいる」(1月19日)と投稿しており、新沢氏は「県民の反対意見を『イチャモン』と排斥するのは知事としてすべきではない」と苦言を呈した。
イベントは10月24日に開催され、両国の伝統芸能も予定されている。また、25日には日韓文化セミナーも開かれる予定だ。